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ウルルン2008…ケニア、サバンナ

今回のウルルンは、演出家の宮本亜門さんが旅人となって、
アフリカ・ケニアのサバンナで、狩猟と農耕で生活するニケボトク族の生活を体験。

そこは、日中は40度以上(でも、からっとしている)、
夜は20度以下(熱帯夜で睡眠不足の私は少々羨ましい)という厳しい環境。

ニケボトク族の22世帯108人が暮らすロクワル村で、
宮本さんを出迎えた村長のエディチェンさんと長老たちは、
みなさん穏やかそうな表情をしていましたが、下唇の下に穴が…

昔は、勇気を示すため、成人した男性が自分で開けたのだとか。
痛みや出血の程度は?化膿はしないのか?…などの疑問が湧いてきました。

ホームステイ先は村長さん宅、
驚いたことに、清潔なトイレとシャワールームが用意されていました。
(エディチェンさんが、IDカードを持っていたのにもビックリ!)

30年前に「野生動物保護区」が出来たことで、
それまでの狩猟が出来なくなっただけでなく、
干ばつのため、畑の作物も収穫出来ないという深刻な食料不足の状態。
宮本さんは、“東京の1/3”と言いましたが、私には、それ以上に感じました。

“出された物は、(全部)食べる…自信無いなぁ~”と言っていましたが、
そんなレベルでは無かったのです。

東アフリカの乾燥地帯では、干ばつにより120万人以上が食料不足から難民に、
一方日本では、食糧自給率が低いにも関わらず、大量の食物が捨てられている、
考えさせられました。

宮本亜門さんのアイデアで、村人総出で、川の中州を広い共同の畑に開墾、
かつての狩猟民族が、農耕民族に移る過程を見た思いでした。
これも、時代の流れなのでしょうね。

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* 「世界ウルルン滞在記」」カテゴリの記事

コメント

I LOVE アボンリー様、コメントありがとうございます。

飢餓のためにお腹が膨らんだ男の子、私も気になりました。
でも、たとえ食料が無くても、みんな穏やかで優しい表情の人達でした。
空腹でも、心は満たされているのかも知れませんね。
きっと、指導者が立派なのでしょう。

アモーニさんのHPでは、「アフリカ基金」が準備されていましたが、
必要なのは、現金そのものでは無く、生きていくための知恵(教育)だと感じましたね。
勿論現金も必要ですが、受け身のままじゃ進歩は望めないですから・・・

日本のNGOでは、アフリカやアジアで「井戸掘り」を行っていますが、
取り敢えず必要なのは、やはり水ですよね。
私には、何の力もありませんが、
日本には「上総堀り」など優れた技術があるのですから・・・
干ばつに苦しむ人達に、一つでも多くの井戸を掘ってあげたらと思いましたね。

イライザ叔母さん、大好きです!

投稿: Michi | 2008年7月29日 (火) 21:21

私も興味深く見ましたよ、アモーニを★

深刻な食糧不足…本当に考えさせられましたね。
中州の土地の持ち主のお母さんも、最後は納得して、みんなで耕していく姿は素敵でした。

平等に分配されるといぃな…と思います。
みんなで踊っていた宴のシーンでチラッと映った、2歳くらいの男の子の、飢餓故にパンパンッに膨れ上がったお腹を見て、毎年飢餓のために亡くなっていく500万人の子供たちを想いました。

P.S.イライザ叔母さんの名言、笑いのツボにハマっています(笑)

投稿: I LOVE アボンリー | 2008年7月29日 (火) 13:09

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