石田徹也さん
石田徹也さんという画家をご存知でしょうか?
私が最初に知ったのは、『新日曜美術館』でしたが、
その時の衝撃は大きかったです。
癒し系の作品とは思えませんが、
現代に生きる人間が抱えている、救いようのない空しさを思い知らされます。
(作者をイメージさせられる)絵画の中の男性の表情をみていると、
深い悲しみが伝わって来て、息苦しくなります。
でも、視線を離すことが出来ないばかりか、
いつまでも記憶に焼き付いて離れません。
まだご存知のない方、一度、石田徹也さんの世界に触れてみては…
NHK BS-hi アートエンターテイメント『迷宮美術館』
放送日時、6月30日(月) 午後 7:00~7:43
再放送、 7月 8日(火) 午後 0:00~0:43 です。
<石田徹也さんの公式ホームページ>
http://www.tetsuyaishida.jp/
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コメント
katarohinaさま、とても深いコメントありがとうございました。
彼が、もうこの世には居ないと思うと、尚のこと悲しみが伝わって来るのです。
私は無宗教で、前世や来世とか、黄泉の世界とかを信じていませんが、
と言うか、信じられないのですが、
時には、「信じられたらいいのにな」と思うことがあります。
石田徹也さんの短過ぎた人生を思う時には、
天国で好きな絵を存分に描いている彼の姿を信じたいです。
ターシャさんだって、天国で好きな絵と花に囲まれていると信じたいです。
投稿: Michi | 2008年7月 1日 (火) 23:58
石田徹也さん、知りませんでした。確かに、あなたの言うとおり
の表情でした。僕の時代の人達には無かった目です。僕らの時代には、孤独と反逆、シュールとエゴのような目はありましたが彼の描く目を見たのは初めてです。僕らの時代の屠殺場にひかれていく牛の目に近いんでしょうか。実際は、ジョーンバエズのDonaDonaの中の歌詞でしか知りませんけど。まさにmournful eyesだと思いました。思考を超えた諦観とでもいうのでしょうか?How the wind's laughing...とむなしく歌うだけですよね、そういう現実に出会うと。気狂いピエロでさえこんなに悲しい目はしていなかったと思いました。
投稿: katarohina | 2008年7月 1日 (火) 20:51