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2008年6月

「ここが私のふるさと」

昨夜は、「ETV特集」の方は録画したのですが、
「ウルルン」は、録画するの忘れていました。ガッカリ!

ETV特集、
「ここが私のふるさと ~福岡・中国残留孤児 新たな出発~」を見ました。

舞台となったのは、福岡市内の団地、ここで20人ほどの中国残留孤児達が、
生活保護を受けながら、暮らしていました。

帰国後20年経っても、日本語を殆ど話せない人達も多く、
毎朝、団地の広場に集まって太極拳をしたり、
中国語で話し合ったりするのが、何よりの慰めのようでした。

残留孤児達にとって、あくまで祖国は日本。
言葉が通じなくても、生活習慣や食べ物が違っても、是が非でも帰国したい。
その気持ちは、充分理解出来ます。
でも、中国人である配偶者の気持ちはどうなのでしょう?

日本が豊かとは言っても、配偶者にとっては外国、
中国にいれば身内もいて、それなりの暮らしも出来ていたでしょうに…

残留孤児本人にとっても、日本での生活は、夢に描いていたものとは程遠く、
“こんな筈ではなかった。”と、帰国を後悔した人もいるのでは…?

番組では、「博多どんたく」に参加する為に頑張っている様子を
紹介していましたが、私としては、日々の暮らしぶりを見たかったです。

ここにも、「戦争の犠牲者」は、いました。

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石田徹也さん

石田徹也さんという画家をご存知でしょうか?

私が最初に知ったのは、『新日曜美術館』でしたが、
その時の衝撃は大きかったです。

癒し系の作品とは思えませんが、
現代に生きる人間が抱えている、救いようのない空しさを思い知らされます。

(作者をイメージさせられる)絵画の中の男性の表情をみていると、
深い悲しみが伝わって来て、息苦しくなります。

でも、視線を離すことが出来ないばかりか、
いつまでも記憶に焼き付いて離れません。

まだご存知のない方、一度、石田徹也さんの世界に触れてみては…

NHK BS-hi アートエンターテイメント『迷宮美術館』
放送日時、6月30日(月) 午後 7:00~7:43
再放送、   7月  8日(火) 午後  0:00~0:43 です。

<石田徹也さんの公式ホームページ>
http://www.tetsuyaishida.jp/

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「歴史に好奇心」 (2)

知るを楽しむ、「歴史に好奇心~江戸の色恋ものがたり~」の最終回は、
“遊郭なればこそ”でした。

いつものように、講師の田中優子さんのお話を、
再生していましたが、気になる箇所が・・・

…江戸時代、粋な文人たちの集う場が遊郭であり、
教養のある花魁は、粋人たちにとっては憧れの的だった。
しかし、多額の借金を返すまで、遊女に自由は無い。
これは、今のローン地獄と同じ様なもの…

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ETV特集「祖国ポーランドを撮り続けた男」

放送後、2週間近く経って見ました。
ETV特集「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮り続けた男」を…

アンジェイ・ワイダは、映画『灰とダイヤモンド』(1959)の監督として有名ですが、
(とは言っても、私は見てないのですが。)
ワイダ監督の最新作は、「カティンの森事件」を題材にした『カティン』…
(『カティン』は、アカデミー賞の外国語映画映画部門にノミネートされました。)

1939年、ナチス・ドイツ、ソ連に侵攻されたポーランドは敗北。
1940年、捕虜にされたポーランド軍将校など、4,000人以上のポーランド人が、
旧ソ連の秘密警察によって、虐殺(銃殺)されたのでした。

ドイツ軍の蛮行と主張し続けてきたソ連側が関与を認めたのは、
事件の50年後のこと…
歩兵連隊長だったワイダ監督の父も、カティンで虐殺された一人だったのです。

しかし、旧ソ連の影響下におかれたポーランドの国民にとって、
事件の真相を知ることは許されないことでした。

表現者の道を選び、映画を撮り続けたワイダ監督も、
民衆に訴えたかった真実は、国家の検閲によって削除されたのでした。

国家の体制や、支配力のためなら、事実をねじ曲げ、国民を欺くことは当然、
労働者に銃を向けることさえ正当化される…

程度の差こそあっても、
これは、社会主義国家だけに限ったことでは無いような気がします。
一般国民は、真実を知らされていないことすら、気付いていないのですから。

アンジェイ・ワイダ監督にとって、映画『カティン』は、
惨殺された父と、夫の死を信じないまま亡くなっていった母に、
捧げたかった鎮魂歌だったのかも知れません。

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COOL JAPAN…鉄道(Railroad)

私達にとっては当たり前でも、日本の鉄道は、
世界に類を見ないほどの進化を遂げているようです。

首都圏の鉄道は、まるで複雑な迷路状態…
それに、何と言っても正確で、外国人からみたら、“クレージー!”とか…
電車が到着する時刻も正確なら、停車する位置も狂わないのですから。

また、清潔で、安全…
とにかく、忘れ物が戻ってくるなんて、外国ではあり得ないそうです。
網棚に上げることも考えられないし、まして居眠りするなんて!

ただ、日本人は席を譲らない国民なのだそうです。
眠っているふりをして、譲ろうとしないのだとか。

日本人て、それほど疲れているのでしょうか…?
せっかく譲っても、
“そんなに年寄りじゃ無い!”と断られたりする事もあるしね。

スタジオの女性が、“私は妊婦なのに譲って貰えない。”と言っていましたが、
妊婦に見えなかったのでは…?

今回のベスト・オブ・クールは、ICカード乗車券でした。満場一致!

ところで、「鉄道オタク」って、殆どが男性の様な気がします。
私の思い込みかも知れませんが…。

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「赤毛のアン」への旅 (3)

3ヶ月トピック英会話「赤毛のアン」への旅~原書で親しむAnneの世界~
ついに終わってしまいましたね。

スタート前は、“3ヶ月は長い…”と思っていましたが、
終わってみると、3ヶ月って早いですよね。

最終回の昨夜は、作者モンゴメリの簡単な紹介と、
『赤毛のアン』(Anne of Green Gables)の続編、『アンの青春』(Anne of Avonlea)
の紹介がありました。
私は『アンの青春』も、『赤毛のアン』と甲乙付けられない位、好きですね。

映像は美しく、松坂慶子さんも、講師の松本侑子さんも、話し方がとても優しくて、
それに、毎回、モンゴメリの世界に相応しい服装だったので、
いつもアンの世界に浸って、癒されていました。

一番楽しみだったのは、プリンス・エドワード島の美しい景色…
でも余りにも短く、あっという間に終わってしまったのが物足りなかったです。

せっかく、はるばるプリンス・エドワード島まで出掛けたのに、
勿体ないと思いましたが…
仕方ないですね、英会話の番組なのですから…
出来れば、新たに、プリンス・エドワード島だけを映した番組を作って欲しいです。

ところで、テーマ曲が「アボンリーへの道」に似ていると思いましたが、
どなたの作曲だったのでしょう…?

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ターシャ・テューダー

6月18日にターシャ・テューダーさんが天国へ旅立ってしまいました。
実は少し前まで、私は、ターシャさんの死など考えてもいなかったのです。
私のアンテナは、もう機能していないようです…

そうなのです。
毎日お邪魔させて頂いているブログの記事で知ったのです。

住井すゑさんが亡くなった時にも感じたことですが、
ターシャさんもやっぱり人間、生き続けることなどあり得ないことだったのですね。

いつか「ターシャ・テューダー展」で見た、
ターシャさん手作りの、小さなブラウスとスカートが思い出されます。

ターシャ・テューダーさんが大好きで、
保存してあるターシャさんの番組を、繰り返し見ている高齢の母には、
彼女の死は伝えません…当然です。

ターシャさんは、天国でも好きな花を育てているのでしょうか…?

Tasha Tudor and Faily
http://www.tashatudorandfamily.com/

Tasha atudor's Memorial Website
http://www.tashatudor.legacy.com/LMW/HomePage.aspx

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ウルルン2008…メキシコ、サンタロザリア

昨夜のウルルンは、カリフォルニア湾の町、メキシコのサンタロザリオが舞台。
旅人は、俳優の松尾諭さんでした。

松尾さんは、ベテラン漁師のネッツァさん宅にホームステイし、
特大の疑似餌を使った、巨大イカ(オオアカイカ)の一本釣りに挑戦。

釣り上げられた巨大イカは、その場でさばかれ、
胴体の身の部分以外は海に…
このイカの多くは、日本に輸出されるそうですが、
「冷凍のロールイカ」のことでしょうか?

イカの料理法は、マリネやフライぐらいという現地の人に、
料理が得意(好き?)な松尾さんが、日本料理を紹介することに…
披露したのは、バーベキュー・・・表面はこげ、中身は生で不評。
あれが日本料理と思われてもね。
バーベキューは日本料理じゃないし。
でも、バーベキュー以外は好評だったので一安心!

ところで、取材中にホームステイ先のお祖父さんが亡くなられました。
家族の一員の松尾さんも号泣。
喜びだけでなく、悲しみも共有してこそ、本当の家族と言えるのでしょうね。

父を失った漁師のネッツァさんにとって、
たとえ一時でも、悲しみを忘れさせてくれるものは、漁しか無いのでしょうね。
深く納得です!

今まで、取材中に家族が亡くなった事など無かったのでは…?
見ていた私も、もらい泣き…

別れの時になり、松尾さんがした家族へのお礼は、
イカ墨での習字でした。
それぞれに適した言葉をしたため、家族全員にプレゼント…

昔、「イカ墨で書いた文字は消える」と聞いたことがありますが、
きっと、セピア色になっても、文字は消えないのでしょう。

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『戦争は知らない』

♪ 野に咲く花の名前は知らない だけども野に咲く花が好き~
      『戦争は知らない』(寺山修司・作詞、加藤ヒロシ作曲)

偶然、ラジオから流れる『戦争は知らない』を聴き終わった時、
あまりの感動で、涙が出てしまいました。
歌っていたのは、加藤登紀子さん…30年以上も前のことです。

オリジナルがフォークルセダーズということを知らなかった私は、
近くのレコード店で、加藤登紀子さんの2枚組LPを買いました。
(そのLPにしか収録されていなかったのです。)

ずっと後になって、
初めてフォークルセダーズの『戦争は知らない』を聴いた時、
詩もメロディーも同じその曲が、全く別の曲に思えたのでした。

雰囲気が違うけれど、こちらも素晴らしかった…。

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ブレッド&バター

「ブレッド&バター」と言っても、バター付きパンじゃないですよ。
兄弟デュオの方ですよ。

特別「ブレッド&バター」のファンだったと言うわけでも無く、
知っている曲も、ただ一曲だけなのですが、
お二人の魅力的な歌声を、もう一度聴きたくなって、
試聴版やYou Tubeなどを検索していました。

お二人は現在も活動されていて、
予想以上にあったのだけど、肝心のお目当てが見付からなかったのです。
「愛すべき僕達」という曲…探すのが下手なのですね。

若かりし頃のご兄弟の顔を知らない私なのに、
ナイスミドルな現在のお二人を知ってしまいました。
(弟さんの方も私より年上なのだから、当然です。)

ネットは便利ですが、残酷でもありますね。
情報過多の昨今、“知らない方が良かった!”ということの多いこと…

そして、ついに念願の歌声を聴くことが出来ました。
「まぼろし放送」というサイトです。
懐かしい曲がいっぱいでしたが、私の知らない曲もいっぱいでした。

<まぼろし放送>
http://www.maboroshi-ch.com/hoso/index.html

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「歴史に好奇心」 (1)

6月放送の、「知るを楽しむ」、木曜日の「歴史に好奇心」は、
“江戸の色恋ものがたり”、とても面白いです。

3回目の昨夜の放送は、
“浮気(浮ついたの意味)な結婚、まじめな結婚”でした。
“まじめな結婚”とは、恋愛感情の無い、家と家の持参金目的の結婚のこと。

江戸時代の結婚は、つねに、お金がついて回り、
武家だけでなく、商家であろうと、農家であろうと、
結婚は、家を継続させるためのもの。
そのため、“愛は無い方が良い”と言うから驚きです。

「“結婚に一番大事なものは愛”というのは、現代人の思い込み。」
なのだそうです。

仲人業で利益を得る仲人の手口(?)は、
年齢を4~5歳誤魔化したり、綺麗な女性を替え玉にしたりと、
詐欺すれすれだったとか・・・結婚は、あくまで打算的だったのですね。

毎回、興味深い内容で楽しみに見ていましたが、
来週が最終回…残念!
この放送、アンコール放送されるような気がします。

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『秘密の花園』(小説)

バーネットの『秘密の花園』(The Secret Garden,1909龍口直太郎・訳 新潮文庫)、
探し出し再読したところ、やっぱり色々違っていました。

以下、小説と映画の相違点をまとめてみました。

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「まるでミステリー」

第33話「まるでミステリー」は、
夜の場面が多かったため、全体に映像が暗かったです。

ヘティの推薦により、ホテルで働くことになったガス…
オリビアにシャツを作って貰って、この辺りから、ちょっと身綺麗になりました。

謎の美女アマンダから宝石を預かり、彼女を守ろうとしたガスでしたが、
実は、アマンダは仲間割れした宝石泥棒の片割れだったのです。
(アマンダの相棒ラザフォード役は、在りし日のクリストファー・リーヴ。)

この時のフェリシティの態度に、思春期の乙女心を感じましたね。

3301 3302 3303

Felicity 「でも、あの人に誘われたら?…」            
Gus    「えっ?」
Felicity 「あの人は出て行くわ。ここには残らない。
       一緒に来てって言われたら…行くの?」
Gus    「さあ?…それが気になる?」
Felicity 「あたしには関係ないわ。…どうしようと、あなたの勝手だもの。
      でも、言っとくけど、あたしは友達として、心配しているのよ。
           あの人に関わったら、絶対、ろくな事はないから…」

この直後、セーラが、「素直じゃない!」と言ったのでした。

フェリシティより年下のセーラには、揺れ動く恋する乙女心が、
まだ、理解出来なかったのかも知れませんね。

<第3シリーズ>
第33話「まるでミステリー」(A Dark and Stormy Night)より

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「フェリシティの初恋」

セーラが降板してからの「アボンリーへの道」にとって、
“フェリシティとガス”は、目が離せない存在でした。

私にとっては、ガスが登場してからなのですが…
初めてガスが登場したのは、第2シリーズ、第15話「フェリシティの初恋」。

その時は、まさか最終回でフェリシティと結婚するとは、
思ってもいなかったけれど…

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俳優さん達はもちろんのこと、
もしかしたら、フタッフも、そこまでは考えていなかったかも知れません。
ただ、別れのシーンで、再会だけは予想出来ましたが…

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父親に禁止されているにもかかわらず、
初恋のデビッドに会うためドレスを改造し、髪型も大人っぽくして、
ホテルのパーティー会場に潜入するフェリシティ…

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この頃は、まだ2人に身長差がありましたね。
ちなみに、ファンサイトによれば、ガスことマイケル・マホーネンの
身長は、5フィート10インチ(約178cm)、
体重は、160ポンド(約72~73kg)、
髪の色はダークブラウン、目の色はグリーンだそうです。

<第2シリーズ>
第15話「フェリシティの初恋」(How Kissing Was Discovered)より

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激流中国「病人大行列~13億人の医療~」

15日のNHKスペシャル、激流中国「病人大行列~13億人の医療~」を見て、
医療の場に於いてさえ、
中国での格差と差別化が、想像以上のものと知りました。

でも、驚きはしません。“さもありなん”です。

北京にある、公立の大病院・同仁病院の朝5時、
氷点下8度の寒さの中を診察券を買うために、
二日掛かりで並ぶ人の数、約800人。
その診察券を、通常の金額の20倍以上で売るダフ屋が横行していました。

病院の経営が独立採算のため、自衛策として、
診察代、ベッドの保証代、全て、現金前払いが鉄則になっているのです。

救急車も有料で、病院に到着した途端、
付き添いの家族は料金を支払わされるシステム…恐ろしいです。

健康保険の制度が整備されていないため、支払う医療費は非常に高額で、
家族に病人が出ると、借金しなければならなく、
一家は、たちまち破産に追い込まれてしまう。

そのため、殆どの場合、手遅れになってから病院に行くとのことでした。

それにしても、中国の医師や看護士達は、
患者、家族に対して、日本では考えられないくらい冷酷でした。

政府が始めた農村向け医療保険も、結局は、何の役にも立たないのです。

北京の大病院が、富裕層向けに巨大化する一方で、
貧困層の人々への救済措置は無いうえに、農村地帯の医療は遅れていて、
設備と言えば、体温計、聴診器、血圧計しか無いとのことでした。

“オリンピックやる前に、しなければならない事があったでしょう!”
と言いたいですよ。

この番組を見ていたら、
「中国に比べたら、日本はマシだと納得しただろう。
保険料を上げても文句は言えないはずだ。」
と言われているように思えて仕方ありませんでした。

ところで、日本で暮らす人を含め、中国の人たちが、
この「激流中国」シリーズを見たなら、どの様に思うのかが気になります。

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ウルルン2008…スペイン、アンダルシア

今回のウルルンは、女優の山村紅葉さんが旅人になって、
スペインのアンダルシア地方の町へレスを訪れました。

へレスはシェリー酒(シェリーはへレスの英語形とか。)を造っている町で、
山村さんは、シェリー酒を管理する「ベネンシアドール」を体験。

山村さんは、ベネンシアドールの技である、
樽のシェリー酒を、独特の細長い柄杓ですくってグラスに注ぐ方法を、
懸命に練習されていました。

教えられた基本の一つの、
「右手の杓は動かさず、左手のグラスを下げていく。」が、
一度も出来ていなかったから、合格は無理だと思いましたね。

“きっとスタジオで、上達した技を披露してくれるに違いない。”
と、期待していましたが、結果は惨憺たるものでした。

そう簡単に出来るものでは無いのでしょう。
やはり山村さんにとって、
お酒は飲むだけにしておいた方が、よさそうですね。

それにしても、山村さんの酒量は凄いですね。
生まれてこのかた、飲んだアルコールの量は、多分グラス1杯ぐらい…
そんな私には、彼女がモンスターに見えました。

最近のウルルンって、随分様変わりしてしまいましたね。
開発途上国へ、若い人が出掛けて行っていた頃の方が感動がありましたよ。
荷物も少なく、スッピンで直向きに頑張っている旅人が見たいです。

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『秘密の花園』

映画『秘密の花園』(1993)、
先月放送した時に保存してあったのを見ました。
原作は、ご存知バーネットの小説「秘密の花園」(The Secret Garden)です。

実は、もう何回も見たのですが、
初めて見た時には、映像の美しさと上品さに感動しましたね。

イギリスの広大な風景や庭園の素晴らしさは当然ながら、
メアリーのドレスやメイドのエプロンも、お洒落で可愛らしかったです。

また映像からは、“温度”も伝わってきました。
うだる熱気を感じさせるインドから始まり、
窓から眺める暗く荒涼としたヨークシャー地方の厳しい自然、
温もりが感じられない寒々とした館の内部…

季節が変わり一斉に芽吹く花たちだけでなく、
子供達の顔色にも気温が見えました。

原作を読んだ遙か昔には、イングリッシュ・ガーデンを知らなかったので、
もっと鬱蒼とした花園を想像していましたが、
実際はかなり大規模のものと知り、
自分の想像が、あまりにも日本的だったと苦笑しましたね。

見る度に、こういう作品こそ、
“映画館のスクリーンで見るべき”と実感するのですよね。
(残念なことに、私はTVサイズでしか見たことが無いのです。)

映画を見たら、原作を読みたくなりました。
これ、いつものパターンです。

何となく雰囲気が違うような気がして、確認もしたいし…
確か捨てて無いはず…探してみます。

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お返し

私は昔から、“お返し(返礼)”の風習を、無駄に感じていました。

必ず「お返しは要らないから。」と言って渡しているのに、
殆どの場合、お返し(半返し)されしまうからガッカリです。

まるで、義理であげたみたいじゃないですか。
お返しする側だって、あれこれと、知恵を絞って選ぶのでしょうから大変。
でも頂く側にとっては、嬉しくくない物だったりすることも多いのですよ。

はっきり言って、時間とお金の無駄使い…でも、これが日本の風習なんですね。
日本は、“建前”で成り立ってる国なんですから。

多分私は、少数派の変わり者。
もしも返礼をしなかったなら、
“お返しをよこさない非常識者!”と憤慨する人の方が多いのかも知れません。

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COOL JAPAN…シンボル(Symbol)

11日放送のテーマは“シンボル”でした。

日本に、マスコットやキャラクターが多い事は分かっていましたが、
民間、公官庁だけでなく、自衛隊にも存在すると知り、唖然としましたね。

雑多な標識やピクトグラムが町に氾濫していて、狭い町が、より狭く感じます。
誰かが「大きな幼稚園に迷い込んだよう。」と話していました。
本当にその通り、ストレスを感じます。(標語のたくいは、もっと最悪。)

花押から進化した印鑑、日本の技の素晴らしさを、海外の人も認めていました。
日本人なら、誰でも何本か持っているでしょう。

ただ、役所や銀行など、印鑑が必要な所が多くて、確かに不便です。
殆どの場合、どこにでも売っている認め印で通用するのですから、
いかにも、形式主義に思えます。
サインは筆跡鑑定が難しいのは分かりますが…

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『「赤毛のアン」の秘密』続き

まず、プリンス・エドワード島への取材旅行が紹介されていました。

アン・フリーク(著者曰く)”が憧れる島の風景(海)については、
ただ大きいだけで変化に乏しく、“日本人”なら美しいとは思わない…そうです。
日本人なら、ではなく、“アンを否定する人には、”ではないの?
…と思いましたね。

アン・ファンの日本人観光客が多い事は、現地では不思議られていて、
今のカナダやアメリカの女の子にとって、
『赤毛のアン』は、もはや過去の物で、知らない人も多いとか。
今だに“アンの世界”に夢中になる日本人は、愚かで時代遅れのようですよ。

著者は、自分の教え子や友人達(それも“私から見ても知的な”)の多くが、
大人になっても『赤毛のアン』を語っているのが不思議で、
読み出したそうですから、“保守的通俗的”と感じたのは当然でしょう。
まして、フェミニストですからね。

元々、モンゴメリの小説は、思春期の頃に読む本だと思うのですね。
大人になっても忘れられないのは、それだけ感動したと言うことではないの?
(歳は関係ないけれど)分別臭い顔で読む本では無いと思うのですよね。

成長過程で読んで感動したからって、
モンゴメリの小説が“純文学”だなんて思っていないし、
読書の喜びを知ったことで、他の書物に移行していくのではないでしょうか。

取材旅行で聞き知ったモンゴメリの最期については、
決定的な証拠が無いにも関わらず、あたかも事実の如く決め付けいました。

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『「赤毛のアン」の秘密』

先日、図書館に行った折、ついでと言っては何ですが、
『「赤毛のアン」の秘密』(小倉千加子・著 岩波新書刊)を借りて来ました。

以前から、この本のタイトルだけは知っていましたが、
単純に、アンの物語についての秘密が書かれていると思っていました。

しかし読み出した途端、期待は裏切られ、
著者が頻繁に使う「アン・フリーク」とまではいかないまでも、
夢中でモンゴメリの作品を読んだ時期があった私にとって、
間違いなく辛い読み物で、途中、何度投げ出そうと思ったことでしょう。

それでも、忍耐強く読み終えたのは、
そうしないことには、判断出来ないと思ったからなのです。
でも、“勇気ある撤退”をするべきでした。

私にとって、ルーシー・モード・モンゴメリ論は、
20年以上も前に購入した『赤毛のアンの世界』~作者モンゴメリの生きた日々~
(モリー・ギレン 中村妙子 訳  新潮文庫)で充分です。

はっきり言って、このタイトルは、売らんが為の下心が見え見えで、
もし著者自身の意向だったとしたなら、
著者が軽蔑する“通俗”そのものになってしまったことが皮肉です。

時々、本のタイトルだけで注文し、失敗する私ですが、
図書館で借りたことが、せめてもの慰めです。

ちなみに、表紙カバーの、そで部分には、
  なぜ「赤毛のアン」は日本で強い人気を保っているのか。
  モンゴメリの生涯と創作過程を詳細に追跡し、
  男まさりの少女の物語が戦後日本の女性の
  内面と深く関わっていることを論じ、
  新しい「アン」像を打ち立てる。
と、ありました。

これ、編集者によるものなのでしょう。
内容とは異なるし、
“男勝り”という言葉をフェミニストの著者が使うとは思えないからです。

続く…

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駄菓子屋 (2)

駄菓子屋さんには、色んなお菓子がありましたね。

中心に粉が入っていて、吹くと粉が飛び散る細長い飴とか、
糸つり飴(ヒモを引っ張って選ぶ、これ一種のギャンブルですよね。)

ストローで吸い込む粉末のラムネ(むせるのですよ。)や、
砂糖を加えた香煎(はったい粉)は、むせるので熱湯で練ったりもしました。

マンボーという名の不思議なお菓子、楊枝で突く球型のようかん、
当たり棒付きのいも飴もよく買っていました。

これもお菓子?…というのもありました。
ニッキ味のセロファン紙、ニッキの小枝の束(ワイルド!)
ハマグリの内側にニッキが塗りつけられたものも…ニッキが大活躍です。

そうそう、タバコの形のお菓子や、サイコロに入った2個のキャラメル、
(キャラメルでは、アーモンドグリコやおまけ付きグリコも買いました。)

(お米の)はざしのボール、ゼリービーンズやコンペイトウ、
オブラートに包まれたゼリー、セロファン紙に包まれたラムネ菓子、
コイン型のチョコレート…書き出したらキリがありません。
キレイで可愛らしいお菓子が懐かしいです。

駄菓子屋さんを思うと、二度と戻れない楽しかった頃の記憶が蘇ります。

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ウルルン2008…タイ、イヌの家

今回のウルルンは、「緊急再会特別編」として、
旅人であるKABA,ちゃんが、タイの「イヌの家」に3回目の訪問を果たしました。

サタポンさんが始めた「犬の家」の運営資金は、
全て寄付金だけで賄われていて、
飼い主に捨てられたり、交通事故で怪我を負ったイヌを収容しているのですが、
その数1,000匹以上…しかも1年で200匹増えているとのことです。

日本からの寄付金は、これまでに3,200万円…もの凄い金額ですよね。

毎年イヌは増え続けているのに、里親に引き取られるイヌの数は、
年間、僅か30匹程なのだそうです。

それに、里親に貰われたイヌが、また捨てられることだって、
充分考えられますよね。

小学校で、里親捜しのポストカードを配ることも、大事な活動ですが、
石坂さんも言っていましたが、それ以上にしなければならない事は、
子供の頃から、ペットを飼うためのモラルを、
身に付けさせる事だと思いましたね。

国としても、ボランティアや、民間や外国からの善意の寄付金に頼るだけでなく、
ペットに関しての、法律なり条令なりを作るべきではないのでしょうか?

それにしても、交通事故により、全ての足が麻痺していたウィッシュが、
あんなにしっかり歩いていたのには驚きました。
KABA,ちゃんって、本当に愛情深い人なんですね。

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オリビア叔母さんの求婚者

「オリビア叔母さんの求婚者」と言っても、
ジャスパー・デールの事ではありませし、
オリビア叔母さんと言っても、
セーラ達の叔母さんの、オリビア・キングでもありません。

これアン・シリーズ、『アンの友達(原題 Chronicles of Avonlea)』
(村岡花子・訳 新潮文庫)の中のお話のことです。

内容の方は、
「アボンリーへの道」の「アビゲールの求婚者」と、とてもよく似ていて、
求婚者の名前も、同じマルコムです。

それぞれの原題は、「オリビア叔母さんの求婚者」が、Aunt Olivia's Beau
「アビゲールの求婚者」が Aunt Abigale's Beauと、名前が違うだけです。

ところで、『アンの友達』には、「ロイド老淑女」というお話もありますが、
「アボンリーへの道」の「心にひびく歌声」とソックリです。
それもそのはず、「心にひびく歌声」の原題は、
「ロイド老淑女」と同じ、Old Lady Llnydなのですから…

2701

<第3シリーズ>
第27話「オリビアの結婚」でのオリビア叔母さんのウエディングドレス姿。

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「収穫祭の女王」 アレック

何についても、人さまざまな意見がある。
それなら自分を信じて、自分が始めに正しいと思ったことを
やり通そうということだ。
」(第10話「収穫祭の女王」より)
フェリシティを諭すアレックの言葉です。

オリビアも、
人がみんな同じ考えとは限りませんわ!
(第2話「ストーリー・ガール誕生」より)
と言っていましたが、人それぞれ価値観は違うということなのですよね。

よく、他人の事を、「…普通なら○○○なのに…」と批判する人がいますが、
そう言ってる人だって、人から見たら普通では無かったりするのですよ。
人は誰でも「自分は普通」と思っているのかも知れませんね。

1002

<第1シリーズ>
第10話「収穫祭の女王」(Felicity's Challenge)より

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グループ・サウンズ

私の高校生の頃は、グループ・サウンズ(GS)の真っ直中でしたね。

かなりの数のバンドがあった様なのですが、
関心の無かったので、知っているのは僅かです。

ブルーコメッツ(「ブルー・シャトウ」)、ザ・スパイダース(「夕陽が泣いている」)、
ザ・タイガース(「花の首飾り」)、ザ・ワイルドワンズ(「思い出の渚」)、
ヴィレッジ・シンガーズ(「亜麻色の髪の乙女」)、
パープルシャドウズ(「小さなスナック」)、
ザ・サベージ(寺尾聡さんがボーカルでした。)など…

ティーンエイジャーの女の子を対象にしていたからなのでしょう、
結構、乙女チックな曲が多かったですね。

いつの日だったか、偶然、昭和の匂い漂う音楽が耳に飛び込んできました。
曲名は『長い髪の少女』、演奏していたのは、「ザ・ゴーデン・カップス」、
彼らもグループ・サウンズなのですが、
そうとは思えない程、上手かったから驚きましたね。

「ザ・ゴーデン・カップス」…
そう言えば、聞いたことがあるようなグループ名です。
でも、メンバーの顔はおろか、名前も人数も知らなかった私。
まして、ハーフ(ミックス)という触れ込みだったことなどは、
(実際は違うらしいのですが。)知るはずも無いのですよ。

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COOL JAPAN…農業(Agriculture)

「日本の農業」のテーマの第一弾は、“ベジタブル&フルーツ”でした。

スーパーに並べられている野菜は、大きさも形も揃っているばかりか、
きれいに洗われ、パックされていて、レシピ付きの物も多いです。
これ、日本人にとっては当たり前でも、外国では無いとのこと。

レシピ付きは別として、洗浄されパックされることにより売値は上がる訳ですし、
地球温暖化対策やエコロジーの観点から言っても問題だと思いますね。

過剰な包装は、売り手側の都合であって、
生産者や消費者にとっては、必ずしも有り難いとは言えませんね。
それなのに「クールしょ!?」と、有無を言わせない様なナレーションって…?

生産者が明記してあるものは、それだけで安心です。
これも、日本だけなのだそうです。
不揃いであろうが、多少高めであろうが、そちらを選びたいですね。

ハートや星型のキュウリのことを、
「子供が野菜と気付かずに食べてくれそう。」と言った人がいました。
そうでしょうか?
たとえみじん切りにしても、子供は歯応えや味で気付くのですよ。

贈答用の高級フルーツ。
長崎のビワの生産者を訪ねるレポートをしていましたが、
非常に手間暇が掛かっているのだから、高価なのもうなずけますよね。

でも、果物に限らず高級品というものは、贈答用に買うことはあっても、
家族の為に買うことが無いのが情けないです。

『2001年宇宙の旅』みたいと称したように、
都心の地下にある、太陽も土も無いコンピューター制御の「野菜工場」は、
まさに『2001年宇宙の旅』を見るようです。

水耕栽培で作ったトマトも、栄養価は露地物と変わりないそうです。
農業も、かつてのSFの世界を実現しているのですね。

結婚を機に、Iターンで農業をしている鈴木さんご夫妻は、
有機無農薬野菜を作っていました。
外国で、鈴木さんのように、都会の暮らしを止め、
地方で農業を始めたとしたら、クレージーと言われてしまうのだとか。

日本人の物作りに対する情熱は、単なる生産者と言うよりは「職人」ですね。
だからこそ、生産者の顔写真や電話番号をも、印刷出来るのでしょう。

フランスの女性は「いたずら電話が鳴りっぱなしになる。」と言いましたが、
そんなことをする日本人はいないのでは、と思いますね。

今回のベスト・オブ・クールは、「生産者が判る農業」でした。
「食の安全」が叫ばれている昨今ですからね。

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『青い山脈』(1949)

1947年に朝日新聞に連載された石坂洋次郎の小説『青い山脈』は、
5回映画化されたとのこと。

映画化第一作目は1949年で、主題歌は(西條八十・作詞、服部良一・作曲)、
藤山一郎さんと奈良光枝さんが歌い、大変ヒットしたようですね。

今まで、私が見たものは、1963年吉永小百合さん主演の作品で、
その時の主題歌は、神戸一郎さんと青山和子さんでした。

先日、1949年(昭和24年)制作『青い山脈』の放送があったので、
小百合さん以外の新子を見ることが出来ました。

東宝作品で監督は今井正監督、島崎雪子先生役は原節子さん、
寺沢新子役は杉葉子さん、金谷六助役は池部良さん、
梅太郎(芸者)役は木暮実千代さんでした。

ストーリーは知っているので、新しい発見も無かったのですが、
60年前(私が生まれる前!)の作品と言うことでは、色々と興味深かったですね。

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タスポ

トピックスに、
「自分は喫煙しないにも関わらず、タスポを取得し、
15歳の息子に貸し与えた母親が書類送検…」
という記事がありました。

親として有るまじき行為。
如何なる理由があろうとも、決して許される事では無いでしょう。

それでも、記事に載っていた母親の場合は判りませんが、
悪い事とは知りつつも、親だからこそ犯してしまったとも思えるのです。

“タバコが買えない為に、子供が万引きなどの犯罪を起こすかも?”
という不安が過ぎり、
“子供が犯罪者となる位なら、自分が犯罪者になった方がまし。”
という愚かな母心は、充分理解出来るのです。

それにしても、タスポが、貸し借りして使えるとしたら、
識別カードの意味が無いこと位、当の母子は解らなかったのでしょうか?

そもそも、なぜ、タバコの自動販売機を設置する必要があるのでしょう。
24時間営業のコンビニが、至る所にあるのだから、
自動販売機が無くても、困らないでしょうに。

たばこ協会と自動販売機業界が結託している…?
私の思い過ごしなら良いのですが…。

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ウルルン2008…フィリピン、ルソン島・ドンソール

昨夜のウルルンは、「幸せを運んでくれるジンベイザメの海へ」と題し、
野生のジンベエザメ(エビスザメ)との遊泳がテーマ。
ジンベイザメと遊泳を果たしたのは、今回の旅人、中山エミリさんでした。

ホームステイ先は、地元の漁師ダレン・カルロスさん(35歳)お宅でしたが、
ダレンさんは、中山さんのために、離れのゲストハウスを3日間で、
しかも、たった1人で建ててくれていたのです。

中山さんは、特別大きなトランク2個を持参。
その中身の一部は、子供達へのお土産だったのです。

シャボン玉を不思議そうに見つめる子供達の姿に、
世界にはオモチャはおろか、シャボン玉の存在さえ知らない子供がいることを、
ウルルンを見ていると、時々思い知らされるのです。

ダレンさんは10年前、初めてジンベイザメの背中に乗って泳いだ勇気ある人。
その映像が切っ掛けとなり、今では世界中から観光客が訪れているそうです。

ジンベイザメは最大で15メートル(以上)にも、なりますが、
温和しい性格に加え、プランクトンを食料にしていることを、誰もが知っていますが、
もしも、それを知らないまま、海で遭遇したのなら…どれ程、恐ろしいでしょう!

ダレンさんは勇気があるだけでなく、大変、愛情深い性格で、
家族にも、遠方からのお客さんに対しても、等しく優しいことが
画面の端々に表れていましたね。

また、ジンベイザメや自然に対しても愛情を持っていて、
BIOという保護活動も行っている、立派な人物でした。

しかし漁師の中にはジンベイザメを密漁し、中国に売っている人もいるとのこと。
それも生きていく為と思えば、一方的に非難も出来ないですね。

ジンベイザメの密漁を非難する一方で、捕鯨を肯定する人達がいます。
捕鯨を非難する一方で、大量の牛(その他の家畜も)を消費する人達もいます。
矛盾を感じないのでしょうか…?

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昔のアイドル

“衣替えの日”と言うわけで、デザインを変えてみました。

私の中・高校生の頃にも、今で言う“アイドル”がいました。

映画界では、吉永小百合さんを筆頭に、浜田光夫、和泉雅子、
本間千代子、内藤洋子、酒井和歌子等々…(以上敬称略)

歌手では、何と言っても“御三家”(橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦)ですね。
御三家以外に、三田明、久保浩、梶光夫、美樹克彦、安達明・・・(以上敬称略)
他にも大勢いたと思います。

でも当時は、映画俳優もレコードを出していましたし、
歌手も、ヒット曲が映画化されれば、映画にも出演していましたね。

芸能人に殆ど関心が無かった私ですが、安達明さんだけは、
記憶の奥に深く刻まれています。

安達明さんは、雑誌『女学生の友』に連載されていた佐伯千秋さんの小説
「潮風を待つ少女」から生まれた人でしたから。
これ、確か、前にも書きましたね・…失礼致しました。

安達明さんが、レコードを何枚出していたか判りませんが、
私が知っているのは、「潮風を待つ少女」と「女学生」だけ。

それなのに、「潮風を待つ少女」のメロディーが思い出せないのです。
♪ 海の向こうから 潮風にのって きっと幸せ 来るという
ネットで調べて、歌詞だけは判ったのですが…

♪ 薄紫の藤棚の 下で歌ったアベ・マリア
  澄んだ瞳が美しく なぜか心に残ってる
…「女学生」より
こちらは、しっかり憶えているのにね。

ところが昨日、
YouTubeに「潮風を待つ少女」と「女学生」が投稿されているのを発見!
以前YouTubeを検索した時には、確かに無かったのに…

二度と聴くことは無いのだろうと思っていたけれど、
YouTubeのおかげで、記憶を呼び起こす事が出来、スッキリしました。
投稿してくださった方、本当にありがとうございました。

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