COOL JAPAN…農業(Agriculture)
「日本の農業」のテーマの第一弾は、“ベジタブル&フルーツ”でした。
スーパーに並べられている野菜は、大きさも形も揃っているばかりか、
きれいに洗われ、パックされていて、レシピ付きの物も多いです。
これ、日本人にとっては当たり前でも、外国では無いとのこと。
レシピ付きは別として、洗浄されパックされることにより売値は上がる訳ですし、
地球温暖化対策やエコロジーの観点から言っても問題だと思いますね。
過剰な包装は、売り手側の都合であって、
生産者や消費者にとっては、必ずしも有り難いとは言えませんね。
それなのに「クールしょ!?」と、有無を言わせない様なナレーションって…?
生産者が明記してあるものは、それだけで安心です。
これも、日本だけなのだそうです。
不揃いであろうが、多少高めであろうが、そちらを選びたいですね。
ハートや星型のキュウリのことを、
「子供が野菜と気付かずに食べてくれそう。」と言った人がいました。
そうでしょうか?
たとえみじん切りにしても、子供は歯応えや味で気付くのですよ。
贈答用の高級フルーツ。
長崎のビワの生産者を訪ねるレポートをしていましたが、
非常に手間暇が掛かっているのだから、高価なのもうなずけますよね。
でも、果物に限らず高級品というものは、贈答用に買うことはあっても、
家族の為に買うことが無いのが情けないです。
『2001年宇宙の旅』みたいと称したように、
都心の地下にある、太陽も土も無いコンピューター制御の「野菜工場」は、
まさに『2001年宇宙の旅』を見るようです。
水耕栽培で作ったトマトも、栄養価は露地物と変わりないそうです。
農業も、かつてのSFの世界を実現しているのですね。
結婚を機に、Iターンで農業をしている鈴木さんご夫妻は、
有機無農薬野菜を作っていました。
外国で、鈴木さんのように、都会の暮らしを止め、
地方で農業を始めたとしたら、クレージーと言われてしまうのだとか。
日本人の物作りに対する情熱は、単なる生産者と言うよりは「職人」ですね。
だからこそ、生産者の顔写真や電話番号をも、印刷出来るのでしょう。
フランスの女性は「いたずら電話が鳴りっぱなしになる。」と言いましたが、
そんなことをする日本人はいないのでは、と思いますね。
今回のベスト・オブ・クールは、「生産者が判る農業」でした。
「食の安全」が叫ばれている昨今ですからね。
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