「すてきな看護婦さん」より レイチェル
「問題は、あたしが楽かどうかじゃないんです。
生徒にとって、何がベストかです。」
「何もしないでいたら、何も覚えられないのよ。」
「義務を果たしただけです。同じ人間同士、助け合わなきゃ。」
「何かあると、全部人のせいにする人っているもんだわ。」
レイチェル・リンド夫人は口うるさくて、近所にいたら、ちょっと嫌なタイプですよね。
でも、仕事はテキパキこなし、面倒な事柄から逃げたりしない女性なのです。
つまり、“口だけの人”では無いということですね。
そう、“有言実行”、やるべき事は、キッチリやる人なのです。
「すてきな看護婦さん」でのレイチェルは、
日曜学校の先生になったのでした。
『赤毛のアン』のファンの方ならお気づきでしょうが、
このお話は、アン・シリーズ、『アンの友達(Chronicles of Avonlea)』
(村岡花子・訳 新潮文庫)の中の、「隔離された家」とほとんど同じ・・・
でも、主役はレイチェルではありません。
主役は、エンジェリナ(ピーター)・マクファーソンですが、
アレクサンダー・エイブラハム(・ベネット)も、ジミー・スペンサーも同じ、
違う点は、「隔離された家」ではハッピーエンドだったことです。
ちなみに、「すてきな看護婦さん」も「隔離された家」も、
原題は「The Quarantine at Alexander Abraham's」と、同じです。
<第1シリーズ>
第3話「すてきな看護婦さん」(The Quarantine at Alexander Abraham's)より
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