「北京、怒れるニュータウン」
昨夜のNHKスペシャルは、
激流中国、「北京、怒れるニュータウン~沸き上がる住民パワー~」でした。
北京オリンピックを目前に控え、急速に変貌していく町の景観、
郊外には、高層マンションが建設されています。
購入した家の所有権を保証する法律、「物権法」が作られた事もあって、
人々は、近代的なマイホームを手に入れようと必死…
しかし、法律が変わっても、実態は旧態依然としたものに見えました。
大金を注ぎ込んで、念願のマイホームを手にしても、
ニュータウンで待っていたのは、外観とは裏腹な生活でした。
契約書は名ばかりで、入居して10年経っても、約束のガスは引かれず、
“売り”のプールには水も無い…
管理会社は管理費を取るのみで、役目を果たそうとはしないからです。
↓
マンションの住民達は、管理会社に改善要求するため、
「所有者委員会」(自治組織)を作るのですが、
「居民委員会」(行政の末端組織)が承認しないと、
発足出来ない仕組みになっているのです。
当然、「居民委員会」は、「所有者委員会」を認めようとしないばかりか、
「管理会社」と結託して、理不尽な嫌がらせや、謂れ無い誹謗中傷を流す…
そこには、「管理会社」との癒着の臭いがしました。
番組では、
「蓬莱公寓」(戸数1,200)の、「所有者委員会」代表・李建忠さんと、
「新康園」(戸数1,700)の、「所有者委員会」代表・唐培珍さんにスポットを当て、
お二人の苦闘ぶりを紹介していました。
北京オリンピックに向け、町は急速に整えられていき、
人々の意識も変わろうとしているのに、
住民の自治を認めようとしない当局の姿勢が変わらない限り、
真の意味でのオリンピックの成功は、望めないのではないでしょうか?
| 固定リンク
「* ドキュメンタリー」カテゴリの記事
- 不死鳥都市の100年(2015.01.06)
- 「塀の中の“自由”~アフガニスタンの女性刑務所~」(2014.03.15)
- 「中国文明の謎 第3集 始皇帝“中華”帝国への野望」(NHKスペシャル)(2012.12.04)
- 赤毛のアンの島(2012.11.25)
- NHKスペシャル「中国文明の謎 第2集 漢字誕生 王朝交代の秘密」(2012.11.13)


最近のコメント