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「うわさの恋人」 マリラ

第4話「うわさの恋人」は、
マリラ・カスバートがメインのお話なので、マリラの名言がいっぱいでした。

人間て、二つのことを一緒に出来ないのが残念ね。
口ほどに手が動いたら、縫い物も、随分はかどるんでしょうけどね。

(お喋りばかりのボッツ夫人に)

とうに読み終って、閉じてしまった本と同じ、二度と開くつもりはないわ。

それは、あたしの問題だし、どうすべきかを決めるのは、あたしです。
あなたでも、町の人でもないの。
これ以上、人のことに首を突っ込まないでくれる?
好奇心で、ウズウズするでしょうけどね。

人生には確かなことが一つある。
間違いを犯したら、罰を受けるってこと。どんな形にしろ、いつか必ず
…」

嘘は、やはりついてはいけないものだわ。
きっと後悔することになるの。

アボンリーは小さな町、隠し事など出来ません。
町のご婦人方が集まる“縫い物パーティー”で、
みんなのくだらない噂話や、心無い質問攻めにウンザリしたマリラは、
女性としてのプライドから、つい、「恋人がいた。」と嘘をついてしまったのです。
マリラだって人間ですからね、解りますとも!

でも、『赤毛のアン』のマリラだったら、
このような嘘は、言わないような気がしました。

なぜなら、「アボンリーへの道」のマリラは、
モンゴメリの造ったマリラでは無いのですからね。
(「うわさの恋人」の脚本は、ヘザー・コンキーと言う人です。)

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<第1シリーズ>
第4話「うわさの恋人」(The Materializing of Duncan McTavish)より

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