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ひな祭り

早いもので、今年も二ヶ月が過ぎ、今日から三月ですね。
もうすぐ、“桃の節句”です。

女の子のいる家庭では、お雛様が飾ってあることでしょうが、
我が家には女の子がいないので、お雛様もありません。

もし娘がいたなら、真多呂人形の親王飾りにしたかったけれど、
往々にして、親子の好みは一致しないものなのです…

(実家の方では)私の子供の頃は、ひな祭りは月遅れで行われていました。
元々、旧暦だったわけで、時期的には“月遅れ”の方が近く、
春休みでもあり、暖かくて桃の花も咲き、理に適っている様にも思います。

誰でもそうでしょうが、
お雛様を飾ったついでに、ミルクのみ人形やカール人形、ぬいぐるみ等も
一緒に飾ったりしました。

また、毎年、決まってやることは、
お雛様の頭部を入れ替えたり、持っているお道具を変えたりすること…

でも、叱られた記憶が無いということは、
親達も子供の頃にやっていたのかも知れません。

近所の友達のお雛様を、見て回ったりもしましたが、
どこの家でも、母親が、昔ながらのご馳走を作ってくれるのでした。

「五目ちらし寿司」や「ハマグリのお吸い物」「ワケギのぬた」などを、
お雛様専用の、綺麗な絵の付いた小さな陶器の食器セットに入れて…
もちろん、白酒や菱餅も…

菱餅には特別な思い出があります。
我が家の菱餅には、“桃の節句”なのに“桃の色”が無かったのです。
色は、緑、白、黄の三色で、とてもシック…というか、地味~だったのです。

なぜかというと、
菱餅は母の実家で、餅つきして作ってくれてたのですが、
緑はヨモギ、黄色はクチナシだけど、
ピンクだけは、食紅(人工着色)で着色しなければならず、
抵抗が有ったようなのです。
(webサイトなどでは、“菱餅のピンクはクチナシ”とありましたが、
ピンクもクチナシだったとは…?)

地味な菱餅が嬉しいはずもなく、何年後には私の希望通り、
ピンクも加えられましたが、
大人達は、どうしても黄色は外せなかったらしく、
結局、我が家の菱餅は、4枚重ねに…

四は縁起が悪いのでは?とも思いますが、
縁起より、健康志向だったのでしょうね。
(私の独断で、白を外して3枚にしてました…)

菱餅は、堅くならないうちに、台に合わせて切るのですが、
残ったお餅は、小さめの賽の目切りにし、乾燥させて保存します。

子供達は忘れてしまうけれど、
ある日、母が(大きくなったら自分でも)、それでおやつを作ってくれるのでした。

1カップ程を、油を引かないフライパンで、
完全にカリカリになるまで、焦がさないように乾煎りします。

そのままでも、充分美味しいのですが、
別の鍋に醤油と砂糖を煮立てさせ、
煎りあがった、熱々のあられを絡めれば、更に美味しくなりました。

あの頃の私にとって、最高に美味しいおやつでした。
私にとっての“雛あられ”は、忘れた頃に味わう味でしたね。

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