「花嫁人形」
金襴緞子(きんらんどんす)の 帯しめながら
花嫁御寮(はなよめごりょう)は なぜ泣くのだろう
蕗谷虹児 「花嫁人形」より
小鳩くるみさんのアルバム『愛しき歌』を、お裁縫しながら聴いています。
『あざみの歌』『宵待草』等々、
懐かしい日本の叙情歌が、24曲収められていて、
くるみさんの、伸びやかで透き通った美しい歌声に、癒されます。
詩もメロディーも、美しい曲ばかり…でも、なぜか悲しい曲が多くて…
“お嫁さんの歌なのに、なぜこんなにも悲しげなの?”
“泣くって、うれしし泣きなの?(それにしては、暗いけど…)”
“家族と別れるのが悲しいからなの?”
子供の頃は、とても不思議に思いました。
そう、
昔の結婚は、“愛”と言うより、“家”の為だったのですね。
親が決めた、顔も知らない相手と結婚させられた人も多かったとか…
普通の家には、自動車も電話も無かったでしょうから、
友達と会ったり、愚痴の電話をすることも無く、
どんなに悲しい事があっても、実家には、帰りたくても帰れなかったでしょう。
自由が許されない男尊女卑の時代の女性にとって、
結婚生活は、必ずしも幸せなものとは限らず、
むしろ、辛く悲しい“忍耐”の毎日だったのでしょう。
豪華な衣装を着せられたからって、嬉しいはずは無いですね。
(左)『愛しき歌』、(右)『小鳩くるみ ベスト』
(ビクター エンタテイメント株式会社)
↓
“うたのおねえさん”でもあった、
童謡歌手の小鳩くるみさん(鷲津名都江(わしづなつえ)さん)は、
現在、目白大学で教授をされているそうです。
「愛しき歌」(ビクター)~小鳩くるみ
01 あざみの歌
02 宵待草
03 浜辺の歌
04 月見草の花
05 さくら貝の歌
06 山小舎の灯
07 忘れな草をあなたに
08 学生時代
09 琵琶湖周航の歌
10 春の唄
11 夏の思い出
12 花かげ
13 かあさんのうた
14 冬景色
15 四季の歌
16 遠くへ行きたい
17 浜千鳥
18 まりものうた
19 水色のワルツ
20 心の窓に灯を
21 花嫁人形
22 惜別の歌
23 月の沙漠
24 ふるさと
こちらで試聴出来ます。(今日現在)
(アルバムのタイトルは「月見草の花」になっています。)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/206398
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