『キクとイサム』
小学生の時、映画教室で観た映画の『キクとイサム』(1959)は、
子供心にも、大変衝撃的な内容でした。
キクとイサムは姉弟ですが、両親はなく(その経緯は忘れました)、
お祖母さんと3人で暮らしていましたが、
肌の色の違いから、2人は激しい差別といじめを受けていました。
子供に罪は無く、犠牲者でしかないのに、
“戦争の落とし子”などと蔑まれ、理不尽な迫害にあっていたのです。
本人の気持は無視され、姉弟は引き去れ、
養子として、アメリカに連れていかれるイサムでしたが、
そのシーンは、今思い出しても辛くなります。
また、キクが首を吊ろうとする悲しいシーンも、記憶の中に焼き付いています。
お祖母さん役の北林谷栄さんは、当時、まだ40代だったのですね。
私は子供だったから、年齢は見当もつきませんでしたが、
相当なおばあさんに感じていました。
それだけ、素晴らしい演技力だったということです。
最近はお見かけしませんが、北林谷栄さんは、お元気なのでしょうか…?
そして、キクとイサム役のお二人は、今は何をされているのでしょうか…?
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