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民主主義「闇」へ

ドキュメンタリー・シリーズ、「民主主義~世界10人の監督が描く10の疑問~」
という番組がありましたが、
その中の“アメリカ版「なぜ 民主主義?(WHY DEMOCRACY?)」「闇」へ”が、
アカデミー賞・長編ドキュメンタリーを受賞しました。
監督は、アメリカ人のアレックス・ギムニー監督。

無実のアフガニスタンの男性が、アメリカ軍に虐殺されたことを発端に、
アメリが軍の「闇」が紹介されました。

以前、イラクの刑務所で繰り返された「拷問の証拠写真」に、
世界に衝撃を与えたけれど、私は驚かなかった…“やっぱり!”と思っただけ。

それでも、まるで、記念写真かお手柄写真かのごとく、
全裸の拷問相手の傍らで、得意げな笑顔をカメラに向けていた女性兵士には、
さすがに、言葉を失った…

番組でも、多くの虐待と拷問の証拠写真が写されていたが、
あまりに惨くて、正視出来ないものばかりだったし、
ここに書くことさえ、辛くて出来ないのです。

いかなる非人道的な拷問も、都合の良いように、ねじ曲げられた法によって、
合法的になり、残虐行為が、法律で認められている国だという事が、
アメリカ人の監督作品から知った…皮肉なことですよ。

“テロリスト”として逮捕収監された、おびただしい数の人の内、
実際にテロリストの“可能性”がある人は、1パーセント以下、
しかし、拷問と虐待を受けた結果、本物のテロリストになる場合もあるとか…

“民主主義」を、あたかもアメリカの代名詞の様に、アメリカ人は言うけれど、
はたして、そうでしょうか?
かつての「奴隷制度」にしろ、今でも根強く残る、人種差別、
また「民主主義」を大義名分とし正当化して無くならない、破壊と殺戮の「戦争」、
私には、「自由と民主主義の国」と言うより、
「覇権主事と矛盾の国」としか思えない。

もし、アメリカに戦争がなかったら、
アメリカの豊かさは、違っていたかも知れません。
戦場に行く兵士のほとんどは、低所得の家の若者とか…

結局、アメリカでの「民主主義」と「基本的人権」は、
権力者と、一握りの裕福な人達だけが、享受出来るものなのでしょうか…?

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