「ストーリー・ガール誕生」 セーラ
「人の言う通りにするのって難しいわ。
あたし、気がつくと自分の思うことをやっているの。
走り出したら止まらないって言われる。」
早とちりから、図書の資金のための「幻灯機ショー」が出来なくなって、
窮地に立たされたセーラ…
そんな時、偶然、ジャスパーと知り合ったセーラは、ある名案を思いつきます。
この時のセーラは、かなりしつこかった…
大勢の前で、お話することになったセーラに、いとこのアンドルーが
「パパが言ってたよ。
人前で話しをする時は、目の前にキャベツが並んでるだけだって、
自分に言い聞かせると落ち着くんだって。」とのアドバイスをしましたが、
セーラは、
「キャベツに向かってお話するの、あたし、いやよ。
みんなが笑ったり、泣いたりするの見たいわ。」
…確かにね!
セーラのお話に感動した町の有力者のキャンベル氏が、
多額の寄付をしてくれることになりました。
「あたし思ってたんです。
感じたことが顔に出ない人って、つまらないって。
でも、偉くなると立場上それが必要なのね。」
セーラって、分かってるのね。
<第1シリーズ>
第2話「ストーリー・ガール誕生」(The Story Girl Earns Her Name)より
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