『エド・ウッド』
『エド・ウッド』(1994)は、史上最低最悪の映画監督と言われたエド・ウッド
(本名、エドワード・デイヴィッド・ウッド・ジュニア)の半生を描いた作品です。
監督は、エド・ウッドを敬愛する、ティム・バートン、
エド・ウッドに扮するは、今をときめくハイウッド・スターのジョニー・デップ。
当時は今ほどの知名度は無かった(我が国では)のですが、
ジョニー・デップファンの私にとって、この作品での彼には驚かされました。
他の役とは違って、あり得ない位のハイテンションな喋り方や、
女装趣味があったエド・ウッド役ゆえのジョニーの女装…
異様ではあるけれど、不気味ではなかったのも、彼だからこそでしょう。
また、余りにも“ちゃち”なセットは、可笑しくもあり、哀れでもありました。
(エド・ウッドに誰も出資してくれないのです。)
どんなに不評であっても、映画作りに対する情熱は失われることなく、
その姿は、まるで少年のように純粋でした。
きっと、映画『エド・ウッド』は、
ティム・バートン監督の、エド・ウッドに対するオマージュなのでしょうね。
この作品は、アカデミー賞助演男優賞(ベラ・ルゴシ役のマーティン・ランドー)と、
メイクアップ賞を受賞しました。
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