『ロミオとジュリエット』(1968)
シェークスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』というのは、
中・高生の頃に読みますよね。
私も中学生の頃読みましたが…
「ああ、ロミオ様、ロミオ様!なぜ、ロミオ様でいらっしゃいますの、
あなたは!…」(新潮文庫、中野好夫訳)
これは、本を読んでない人でも知っている、あまりに有名な台詞です。
『ロミオとジュリエット』は何度も映画化され、私も4本は観たはずですが、
記憶にあるのは、
フランコ・ゼフィレッリ監督のイタリア版『ロミオとジュリエット』(1968)と、
レオナルド・ディカプリオ主演のアメリカ版『ロミオ&ジュリエット』(1996)
の2本だけなのです。
フランコ・ゼフィレッリ監督作品でのロミオは、レナード・ホワイティング(16歳)、
ジュリエットは、オリビア・ハッセー(15歳)でした。
↓
映画での舞台は、15世紀のイタリア、ヴェローナでした。
それまでの映画化作品と違って、
主役の2人の年齢が原作(14歳と16歳)に近いこと、
当時の衣装を再現されていることなどが特徴となっていました。
この作品は、アカデミー賞、撮影賞と衣装デザイン賞を受賞しましたが、
ニーノ・ロータの主題曲も、大変ヒットしました。
モンタギュー家のロミオと、キャピュレット家のジュリエット、
敵同士の2人が、運命の出会いから、悲劇の結末を迎えるまで、
僅か数日間の出来事とは…悲し過ぎます。
扮した2人の俳優は、どちらも新鮮で素晴らしかったのですが、
特に、15歳とは思えない程の美しさと、
ハスキーボイスが魅力的なオリビア・ハッセーに、
当時の多くの男性達は、虜にされたのでした。
(布施明さんとの結婚を知った時は驚きましたね。)
当然、女性は、レナード・ホワイティングに魅せられた訳ですが、
私個人としては、彼より、個性的なマキューシオ(ジョン・マッケナリー)に、
注目していました。
ところで、ティボルト役で出演していたのは、
「アボンリーへの道」で、イジーケル・クレーン船長に扮していた
イギリスの俳優、マイケル・ヨークだったのですよね。
私が彼を知ったのは、「アボンリーへの道」…
残念ながら、ティボルトの顔は憶えていないのです。
今夜の放送で、若かりし頃のクレーン船長に逢ってきます!
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