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『ロミオ&ジュリエット』(1996)

バズ・ラーマン監督の『ロミオ&ジュリエット』は、
レオナルド・ディカプリオ(ロミオ)とクレア・デーンズ(ジュリエット)の、
現代版『ロミオとジュリエット』でしたね。

舞台もビーチなら、城はビル、男性の衣装はアロハシャツで、
当然、剣ではなく、銃でした。
ただし、台詞に関しては、シェークスピアの原文のままと聞きましたが…?

スピーディーで激しく、原作での若者像が、
より短絡的な印象に仕上がっていましたが、
全体にブルーがかった色調も、若々しいレオ様にぴったり…

まだ少年の面影を残す、当時のレオ様に、
カラフルな和柄のアロハシャツが、良く似合っていましたね。

クレア・デーンズのジュリエットも、現代的で良かった。
彼女のシンプルなドレスは、どれも素敵でしたが、
小さな翼が付いたドレスは、特別可愛いらしかったです。

「ナタリー・ポートマンの方が合っていた…」
「それでは、美男美女過ぎて、リアリティーに欠ける…」
などと、友達と話したものでした。

ロレンス神父(ピート・ポスルトウェイト)もアロハシャツ姿で、
神父と言うより、むしろ、マフィアに見えてしまって、可笑しかった…

イギリスの俳優、ピート・ポスルトウェイトは、
『父の祈りを』『ユージュアル・サスベクト』『ドラゴン・ハート』『アミスタッド』
『ブラス!』等々、観るごとに違った顔を見せてくれる、
大好きな俳優さんの一人です。

ロレンス神父に限らず、若者達もギャング(チンピラ)に見えたし、
モンタギュー、キャピュレット両家の関係は、
まるで、抗争を繰り返す暴力団のよう…

この作品で、レオナルド・ディカプリオは、
ベルリン国際映画祭の主演男優賞を受賞しました。

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