『晩秋』
誰でも避けて通れないものの一つに、「親の老後と介護」の問題がありますが、
若い頃は、他人事と思っていたけれど、
いずれ、確実にやってくるものですね。
親の“老い”を実感することは、自分自身の老化を感じた時より、
より以上に、ショックで悲しいものです。
本日の深夜(11日AM 0:40~2:39)NHKBS2で放送される『晩秋』(1989)は、
親の老後を、改めて考えさせられた作品でした。
親と離れて暮らす息子(テット・ダンソン)の元に、
母(オリンピア・デュカキス)が倒れたとの報せが届きます。
病院に駆けつけてみると、病床の母は、思っていたより元気で一安心…
しかし、今度は父(ジャック・レモン)に異変が…
年を重ねた夫婦の関係、老いた両親と中年の息子の関係、
また、その息子(イーサン・ホーク)との関係など、
数々の問題を乗り越えて、家族の絆を強めていくのでした…
見終わった時、深い感動を覚えた記憶があります。
『ベン・ハー』や『風と共に去りぬ』のような大作も素晴らしいけれど、
『晩秋』のような静かなヒューマン・ドラマも、見逃したくない映画です。
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