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「世界ウルルン滞在記」…アメリカ・ジョージア州、アーチトップギター

昨晩のウルルンの舞台は、アメリカ・ジョージア州のサバンナ、
旅人は、俳優の山本耕史さんでした。

10歳でギターに魅せられた、世代も国籍も違う男性2人が出会い、
オリジナリティに富んだギター作りをしました。

アーチトップギター作りの第一人者、ロバート・ベネデットさんの指導のもと、
こだわりのギター作りに挑んだ山本さんですが、
希望するだけあって、手先がとても器用だったので感心しました。

それに、楽器を弾くのに適した手をしていましたね。
(高校の部活でマンドリンをやっていた時、ギター担当の人達もあんな指でした。)

ロバートさんが子供の頃に作った、ミニチュア・ギターには、
少年の夢が込められていて…
子供の頃は、いくら欲しくても買えないし、本当のサイズの物は作れないから、
とにかく夢中で雛形のような物を手作りして、宝物にするのですよね。

初めて本物を製作した時のエピソードも、泣かされました。
夢を叶えるためには、家族の理解と協力は、不可欠なのかも知れませんね。

スタジオに登場した山本さんの“アーチトップギター”は、
きれいな木目を生かした、アイボリーのナチュラルカラー…

でも、手にしてみると、側面と裏側は上品な赤色をした、おしゃれなギター、
そして、サウンドホールから僅かに見える内側も、同じ赤色で、
そこには名前が書かれていました。

これ、日本人独特な美意識でしょうか?
たとえば、地味な羽織(男物)の羽裏に、大胆な額裏を付けたり、
袷の着物(女物)の八掛に凝ったり…

また、黒(朱)一色の塗椀の蓋を取ってみると、
蓋の裏には、美しい蒔絵が施されていると言ったふうに…
日本人は、見えない所にも凝るのでしょうね。

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