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2008年1月

『やかまし村の春・夏・秋・冬』

続編の『やかまし村の春・夏・秋・冬』は、
『やかまし村の子供たち』のラストシーンから始まります。

四季折々の美しい自然が観ることが出来る点では、
こちらの方が楽しめました。

楽しかった夏休みを終えた子供達は、
久しぶりに、友達や先生に会えるので、
喜び勇んで、学校に向かいます。

3家族揃っての秋の収穫、
そして、一年で最も楽しみにしているクリスマス、
新年を迎える準備、雪解け、
エイプリルフールに、クラス中でする先生への悪戯、復活祭、
聖霊降臨祭で、大人が留守の間の子供達の楽しみと失敗…

それにしても、演技とは思えない子供たち…すごいの一言です!
また、先生を含め、大人達も素敵です。

特に先生、こんな先生なら、
生徒達は、幸せな小学生時代を送れることでしょうね。

子供達が、こんなに幸せな時代もあったのです。
日本にも…
進歩は止められないし、変わってしまうのも仕方ないことなのでしょう。

けれど、地球上のどこかで、
「やかまし村」と同じ様な暮らしをしている人達もいるでしょう。

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『やかまし村の子供たち』

スウェーデン映画の『やかまし村の子供たち』(1986年)は、
私にとって宝物です。
そこにあるというだけで、幸せな気分にさせてくれます。

この『やかまし村の子供たち』と、続編の『やかまし村の春・夏・秋・冬』は、
以前、友人がプレゼントしてくれた物なのです。

『長くつ下のピッピ』などのアストリッド・リンドグレーンが原作で、
『マイライフ・アズ・ア・ドック』、『ギルバート・グレイプ』、『ショコラ』などの
ラッセ・ハルストレス監督の作品と聞けば、
どれも素晴らしかっただけに、期待は膨らみます。

たった3軒だけの「やかまし村」、
3組の夫婦、80歳のおじいちゃん、農場を手伝っている若いカップル、
そして7人の子供たち(内1人は幼児)の16人は、一つの家族のようです。

子供たちは、美しい自然の中で元気いっぱいに遊んだり、お手伝いしたりして、
楽しい夏休みを過ごすのです。

太陽がキラキラ輝いているように、
子供たちのブロンドの髪も、ブルーの瞳も輝いて…
全てが夢の中の出来事みたいで、何度観ても癒されます。

あんな、夏休みを過ごせる子供たちは幸せですよ。
家族旅行など行かなくても…

子供達を始め、みんな自然で、時々、鳥瞰図のように撮影していた事もあって、
フィクションのように感じなかったですね。

名言=「学校は楽しい、特に夏休みは!

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ETV特集「禁じられた小説」

ETV特集「禁じられた小説~七千枚の原稿が語る言論統制~」を観ました。

織田作之助の『続・夫婦善哉』の未発表原稿が発見されたことに象徴される、
60年前までの、我が国に存在した(政府による)「言論統制」がテーマ。

番組では、総合雑誌『改造』を代表とした「言論統制」という名の「言論弾圧」、
新聞に限らず、すべての出版物の原稿は検閲され、
当局の都合の悪い文章は削除、あるいは伏せ字となり、
すでに印刷された出版物に関しては、切り取り処分されたこと…
これらは、発売禁止処分を恐れた編集者が、自ら行ったことでもあったのです。

『続・夫婦善哉』のように、庶民の日常を描いた小説でさえ、
戦意高揚の気運にそぐわない物とされたのでした。

全くのでっち上げである「横浜事件」や、
政府と日本人住民による、数千人以上の在日朝鮮人虐殺、
小林多喜二などプロレタリア作家や反戦主義者の拷問死、
それらを知っていただけに、番組を観ても驚きは無かったです。

怖いのは、過去の事実を闇に葬ってしまって、
今の若い世代に、過去の過ちを伝えない事ではないでしょうか。

現在、日本には言論統制は無いのかも知れません。
しかし、メディアによる情報操作があることは確かです。

総選挙の前に放送される「ドキュメンタリー番組」や「報道特集」のテーマ、
通常のニュースやワイドショー等でも、それは感じます。
大げさに言うなら、「プロバガンダ」の一種のような…

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「世界ウルルン滞在記」…タイ、象のレース

昨夜の「ウルルン」はの地はタイ、
そして旅人は、なんと、71歳の夏木陽介さんでした。

ウルルンの旅人というと、比較的若い人が多いけれど、
たまに、超ベテランの旅人もいましたよね。
岸田今日子さんとか、谷啓さんとか…

夏木陽介…確かに知ってる名前だけど、お顔は…
でも、以前の写真が出た時、「そうそう、この人!」となりました。
(私が)お顔を拝見したのが、しばらくぶりだから仕方無いですね。

夏木さんは、「象の水中レース」に挑戦しました。
タイトルもズバリ「夏木陽介、71歳の挑戦!」

夏木さんが選ん24歳のメスのゾウは、
おとなしくて、泳いだことのないゾウでしたが、
ちょっとしたアイデアから、泳げるようになりました。

しかし肝心の本番では、リタイア…
150mのコースを泳ぎ切れたのが4頭ですから、当然と言えば当然ですね。

結果はどうであれ、何事にも挑戦する精神がある限り、
青春時代は続いているのかも知れませんね。

ところで、ゾウは意外と綺麗好きで、決してフンを踏まないのだとか…
一方、現地の人達は、素手で掴んでしまうから驚きです。

ゾウの方が、衛生観念があるのかな…?
まあ、踏まない訳は、ゾウ自身に聞いてみないと分かりませんが…

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「アビゲールの赤ちゃん」 ヘティ

とにかく落ち着いて!
大人が取り乱しているから、赤ちゃんだって神経質になるの。
教師の経験からすると、こっちの感情を、子供に悟られちゃ駄目なの。

孤児になった赤ちゃんの両親は、
ヘティの後輩のであり、レイチェルの亡夫の身内でした。
赤ちゃんの引き取りをめぐって、意地の張り合いから二人の喧嘩が再燃します。
強引に引き取ったレイチェルでしたが、慣れない世話でてんてこ舞い…

レイチェルの事を小耳に挟んだヘティは、こっそり偵察に出掛けたのですが、
二人の誤解が解け、何十年ぶりに仲直りできたのでした。

ヘティがあやしても泣きやまなかった赤ちゃんだったのに、
アビゲールの夫マルコムが、いとも簡単に泣きやましてしまいました。
結局赤ちゃんは、アビゲール夫妻のもとに落ち着くことになって、
仕組んだセーラとフェリシティは大喜び…

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<第1シリーズ>
第8話「アビゲールの赤ちゃん」(Malcolm and the Baby)より

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「留守番は大混乱」 ヘティ

フンッ!弁護士さんねぇ、
正直者の言葉や事実を、ねじ曲げるのが得意な人達でしょ!

(羊の水飲み場の)池の権利をめぐって、隣家とのトラブル(?)…
現れた弁護士に、ヘティのきつ~い一語。

思わず笑ってしまいました。
ヘティったら、上手いこと言いますよね。
さしずめ、「当たらずとも遠からず」ってとこでしょうか…?
(弁護士さんに叱られますね。)

アレック、ジャネット夫妻は、15年目の結婚記念日で旅行中、
オリビアはサマーサイドに行っていて、大人はへティだけ…

そのへティは、水場の件で、急きょシャーロットタウンに行くことになり、
キング家は、子供達だけになってしまったのでした。

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<第1シリーズ>
第6話「留守番は大混乱」(Proof of the Pudding)より

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ETV特集「父とチャコとボコ」

ETV特集、「父とチャコとボコ」~金子光晴・家族の戦中詩~
を観ました。

金子光晴と言えば、反骨、反戦を代表する現代詩人ですが、
昨年古書店で発見された、彼の手書きの詩集「三人」は、
戦時下での家族三人の詩のための、世界でただ一冊の詩集なのです。

河口湖畔の小さなバンガロー暮らしは、
父(金子光晴)、チャコ(妻・森三千代)、ボコ(息子・森乾)の、
軍国主義国家からの逃亡であり、反逆であり、
また静かな抵抗と戦いでもありました。

一人息子を、戦場に送らないため、
松葉や杉の葉を燻した煙を吸わせ、喘息や結核を装い、
徴兵から逃れての隠遁暮らしでした。

最愛の息子の命を守るためとは言え、
そして、愚かで空しい戦争そのものを否定したからとは言え、
そこまで出来る国民が存在したことに驚きました。

番組では、森乾さんの娘・松元夏芽さんの目からみた、祖父・金子光晴像や、
在日アメリカ人詩人、アーサー・ビナードさんの解釈も興味深かったです。
また、金子光晴が画才にも恵まれていた事は、新しい発見でした。

ところで、私が知りたかったのは、
彼自身によって清書された、一冊だけの詩集が、
どんな経緯で、古書店ににたどり着いたのかと言うことです。
謎です…

***********************:

「重箱のように、狭っくるしい日本よ。
すみからすみまで、いぬの目の光っているくによ。……」

「失禮千萬にも、俺達を招集しやがるんだ。
戸籍簿よ、早く焼けてしまえ。
誰も、俺の息子を、おぼえてるな。……」

「この生きている眼で、ボコをみることができる。
そのよろこびを分かちあうのは、
父とチャコの二人だけ……」
                       ~金子光晴の詩より~

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「COOL JAPAN」…出産(Childbirth)

今回のテーマは、日本の“出産”でした。

まずは、妊娠5ヶ月目の、「戌の日の安産祈願」と腹帯(岩田帯)が
取り上げられていました。

私は、安産祈願の神社にも行かなかったし、
さらし木綿の腹帯も、一度も巻いたことは無かったですね。
代わりに、マタニティ・コルセットをしていました。
(ただ、出産時には必要だったので、入院期間だけは使いましたが…)

まるで、ホテルのように豪華な病院…
でも、5日間で(入院費だけで)50万円以上とは…
結局、すべて営利主義なんですよね。
これも“需要と供給”の一つなのかも知れないけれど、
もし妻が望めば、多分夫は、反対したくても出来ないのでしょうね。

病院で思い出すのは、
私が、「無痛分娩」と「立ち会い出産」を希望したところ、
看護婦さんに、お説教されたのでした。
30年近くも前の日赤でのことですが、今は、どうなのでしょう?

かつての「母親学校」が「両親学校」に変わり、
かつては「母子手帳」だけだったのが、「父子手帳」もあるとは素晴らしいです!
“隔世の感”がありますね。

「里帰り出産」は日本だけのものだとか…
でも、日本人の誰もが、「里帰り出産」している訳では無いですよね。

私個人は、退院後2日間だけ、実家の母に来て貰っただけでした。
退院の翌日から、普通に家事をしていました…
これ、本当は良くないらしいのですが…

当時は布オムツだったので、本当に大変でした。
若い身でありなから、あの頃の新米ママは誰でも“勿体ない”の意識があって、
外出時のみ、紙オムツを使っていましたね。

今回の“ベスト・オブ・クール”は、「両親学校」でした。
文句なしですね。

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「赤ちゃん 成長の不思議な道のり」

21日のNHKスペシャルは、科学放送高柳記念賞、受賞作品、
「赤ちゃん 成長の不思議な道のり」でした。
今まで知らなかった「赤ちゃんの不思議」を知ることができました。

生まれた直後の赤ちゃんを立たせてみると、足は歩行の動作をするのですが、
これは、生まれながらに備わっている「原始歩行」というもの…
でもそれは、生後3ヶ月程で消えるそうです。

続きを読む "「赤ちゃん 成長の不思議な道のり」"

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「うわさの恋人」 ヘティ

私は行かないわ!
バザーに出す物を集めておく方が、意味があるわ。
御婦人方のくだらないお喋りを聴くよりね。
大体、私がいたら、噂話に花も咲かないでしょ。

(レイチェルの家での)縫い物パーティーに行かないへティの言い分なのですが、
本音を明かせば、仲違いしているレイチェルと、
顔を合わせたくないからなのです。
それにしても、言い得て妙ですね。

それはさておき、
私も噂話をするのも聴くのも大嫌いなので、ヘティの意見には同感です。
会話に加わらないと、それはそれで、後で噂話の種になってしまうのですよね。

縫い物パーティーに出かけるセーラに、へティの一言、
お行儀良くしてね。ソワソワしないこと。聞かれたことだけ、答えるのよ。
子供は正直だから…

また、こんな名言もありました。
恋や悩みに心を取られている時って、正しい判断力を失うのよ。
(オリビアに対して)確かにそうです。
セーラへのアドバイスでは、
神様は、努力しない人には、困っていても知らん顔なさるの。
自分を助ける者を、神様は助けてくださるんです。

どちらも、いかにも教師が言いそうな言葉ですね。

<第1シリーズ>
第4話「うわさの恋人」(The Materializing of Duncan McTavish)より

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「世界ウルルン滞在記」…アメリカ・ジョージア州、アーチトップギター

昨晩のウルルンの舞台は、アメリカ・ジョージア州のサバンナ、
旅人は、俳優の山本耕史さんでした。

10歳でギターに魅せられた、世代も国籍も違う男性2人が出会い、
オリジナリティに富んだギター作りをしました。

アーチトップギター作りの第一人者、ロバート・ベネデットさんの指導のもと、
こだわりのギター作りに挑んだ山本さんですが、
希望するだけあって、手先がとても器用だったので感心しました。

それに、楽器を弾くのに適した手をしていましたね。
(高校の部活でマンドリンをやっていた時、ギター担当の人達もあんな指でした。)

ロバートさんが子供の頃に作った、ミニチュア・ギターには、
少年の夢が込められていて…
子供の頃は、いくら欲しくても買えないし、本当のサイズの物は作れないから、
とにかく夢中で雛形のような物を手作りして、宝物にするのですよね。

初めて本物を製作した時のエピソードも、泣かされました。
夢を叶えるためには、家族の理解と協力は、不可欠なのかも知れませんね。

スタジオに登場した山本さんの“アーチトップギター”は、
きれいな木目を生かした、アイボリーのナチュラルカラー…

でも、手にしてみると、側面と裏側は上品な赤色をした、おしゃれなギター、
そして、サウンドホールから僅かに見える内側も、同じ赤色で、
そこには名前が書かれていました。

これ、日本人独特な美意識でしょうか?
たとえば、地味な羽織(男物)の羽裏に、大胆な額裏を付けたり、
袷の着物(女物)の八掛に凝ったり…

また、黒(朱)一色の塗椀の蓋を取ってみると、
蓋の裏には、美しい蒔絵が施されていると言ったふうに…
日本人は、見えない所にも凝るのでしょうね。

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感謝!

半年ぐらい前から機能していなかった、私のパソコン内のTVが、
昨日、復活しました。

よって、以前のように、パソコンで番組を予約録画しDVDにしたり、
昔のビデオを取り込むことも出来ます。

私にはお手上げ状態で、ほとんど諦めていただけに、
目の前の霧が晴れたように、本当に嬉しいです。

直してくれた頼もしい息子に、心から、「感謝・感激・雨・霰」です。
持つべき者は、息子(子供)ですね。

現在、我が家で使用しているパソコンは、3台、
その内、最も新しいのは、Win95から数えて、6台目ですが、
パソコンって30万円位もする高額商品(我が家には)なだけに、
ちょっとした不調にも、ビクビク、ヒヤヒヤです。

酷使し過ぎているのかも知れませんが…

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「ストーリー・ガール誕生」 ヘティ

考える前に行動するのは軽はずみよ。
誰でも簡単に信じてしまう。
甘いのよ!

生きて行くには、少しは分別と智恵を持たなくてはね。

オリビアとセーラが言われた、お説教の一部です。
その通りなのですが、言われる方はウンザリです。
時々、二人が反乱を起こすのも、無理ないですよね。

教室では、
…うまい話には用心しなさい、という教訓です。
自分達が使う本です。自分達で努力しましょう。
…正直な努力は、きっと報われます。

お決まりのお説教に、次の言葉を覚えてしまったフェリックスでした。

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<第1シリーズ>
第2話「ストーリー・ガール誕生」(The Story Girl Earns Her Name)より

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「Cool Japan」…デコレーション(Decoration)

今まで、外国に比べて、色んな意味で、日本は地味な国と思っていたけれど、
「Cool Japan デコレーション」を観て、認識を改めました。

「ラッピング・バス」、「ネイルアート」、携帯電話の「デコ電」や「姫電」、
酉の市の「縁起物の熊手」、
極め付けは、「デコレーション・トラック(いわゆる“トラック野郎”ですね。)」など、
外国には無い物ばかり…かなりカラフル、と言うより、相当派手!

私としては、「ラッピング・バス」は、あまり…
他の物は、“個人の趣味”なので、別に構わないけれど
「ラッピング・バス」は、好むと好まざるに関わらず、視界に入ってしまう…
疲れている時などは、特に見たくないですね。
街の景観としても、美しいとは思えないし…

「輪違い大根」を始めとした「むきもの(飾り包丁)」など
板前さんが造り出す懐石料理の美しさは、日本が誇る“職人の技”ですね。

当番組で、以前「和食」取り上げられた時は、
ラーメン、丼物、オムライス、ナポリタンなどで、
肝心の、「懐石料理」には触れられていなかった気がします。
日本料理の代表は、やはり「懐石」でしょ?

「1分で食べてしまう料理を、長時間掛けて作るのは意味が無い。」
「カエルを造っても、味は同じキュウリのはず、食材を無駄にしている。」
などの御意見…感じ方は、人それぞれですからね。

でも、女性の一人は、
「こういうの(職人の技と、料理の繊細さ美しさ)は、日本人には勝てない。」
と言っていましたが、嬉しいですよね。

余談ですが、
先日の『英語でしゃべらナイト』で、マーティ・フリードマンさんは、
「日本は、高級料理だけでなく、町の食堂でも、家庭料理でも美しい…」、
また、フローラン・ダバディーさんも、
「よく、“ホームシックにならない?”と聞かれるけれど、
フランス料理でも、日本の方が美味しいから、ホームシックにはならない。」
その様なことを話していました。

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「プリンス・エドワード島へ」 ヘティ(2)

時には人間て、思ってもいないことを言うものよ。

突然アボンリーにやって来たセーラと教育係のルイザ…
セーラは、ヘティの妹・ルースの忘れ形見なのですが、
ルースの死を、夫(セーラの父)ブレア・スタンリーのせいと
ヘティは思い込んでいました。

ブレアからは、何の連絡も無いばかりか、
ルイザの高飛車な態度に腹を立てたヘティは、売り言葉に買い言葉で、
つい、
「…父親から頼まれたのでもないのにセーラを預かるのは、
亡くなったルースへの義務だからです。
私は義務をなおざりにしたりしません。
あの子は私達の姪です。血が繋がっている以上責任があります。」
と言ってしまったのです。
セーラが聞いていたとも知らず…

翌日の晩、セーラに、
「伯母さんは義務であたしを預かっただけでしょ!ほんとでしょ!
ルイザにそう言ってたじゃない。」
と言われたヘティは、
「違うわセーラ…あの晩は、私も心の用意が出来てなかったの。
時には人間て、思ってもいないことを言うものよ。」
と言ったのですが、こういうのを、
「後悔先に立たず」「口は災いの元」と言うのでしょうね。

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<第1シリーズ>
第1話「プリンス・エドワード島へ」(The Journey Begins)より

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「プリンス・エドワード島へ」 ヘティ(1)

教師というものは
自分の感情や思い込みで、生徒を評価できないものなのよ。

セーラが、初めて登校した日のこと、
帰宅したヘティに、学校でのセーラの様子を尋ねるオリビア…

偏った教育しか受けていなかったセーラの勉強は遅れていましたが、
「…頭はいいわ。とっても賢いのよ。」とヘティ…

「そう、セーラに会った時から、それは感じてたわ。」と言うオリビアに、
すかさずヘティが言った言葉です。

教師の心得としては理想的です。
全ての教師がそうであって欲しいのですが、
残念なことに、現実は理想通りにはいかないものですよね。
教師も人の子ですから…

0109 0105
            
<第1シリーズ>
第1話「プリンス・エドワード島へ」(The Journey Begins)より

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ETV特集「僕たちのアイヌ宣言」

ETV特集、「僕たちのアイヌ宣言~“民族”と“自分”のはざまで~」を観ました。
番組を通して、民族とは何かを考えさせられました。

音楽や舞踊を中心に、アイヌ文化を紹介している「アイヌ・レベンス」は、
アイヌの若い世代のグループですが、
先住民族でありながら、生まれながらに酷い差別を受け、
自分で自分の存在を、否定し続けていたと言います。

しかし、日本とは違い過ぎる外国での先住民の位置や、
アイヌ民族以外の、日本でのマイノリティーの存在、
教科書には載っていない、アイヌについて書かれた書物で知った歴史、
何より、アイヌのエシカ(長老)の話しを聞くことで、
それまで、否定し続けたアイヌを知り、
“誇りと喜びに変わっていった”と語っていました。

日本は大和民族だけの「単一民族国家」と思っている、多くの日本人。
「アイヌ文化振興法」を制定しても、アイヌを民族として認めようとしない政府。

思い出すのは、小学生の時に読んだ石森延男の小説『コタンの口笛』と、
映画教室で観た同名の映画です。

科学は驚異的に進歩しても、一方で、ほとんど変わっていない差別の実態、
自分も日本人の1人だと思うと、辛いです。

以前、ETV特集で、
民族解放に生涯を捧げた、今は亡き萱野茂さんの
「ある人間(アイヌ)からの問いかけ“萱野茂のメッセージ”」がありました。
(ETV特集は、再放送されない(基本的に)のが残念です。)

また、宇梶剛士さんのお母様で、詩人の宇梶静江さんも、
活動家として有名な方ですね。

下の画像は、40年以上も昔、北海道を旅した従姉に買ってきて貰った、
“アツシ織り”の小物入れです。

20080115

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再会スペシャル

2008年最初のウルルンは、恒例の再会スペシャルで、
題して「一期一会で終われない!」(殆どの旅人は、一期一会ですけどね。)
今回も、3人の旅人が再会を果たしました。

まずは、銀製品のブランド、フランスの「クリストフル社」を訪ねた忍成修吾さん。
今回は、ユニークな形の“フォト・スタンド”を制作しました。

「インターネットで監視していた。」ホームステイ先の家族…
“見守っていた。”ではなく、“監視”が可笑しかったです。(訳し方の違いかな?)
感動したのは、鍵のプレゼント交換、
どんな品物より、愛が込められているようで…フランス人て、お洒落ですね。

韓国の古い歴史の「チュルタギ」という綱渡りに挑んだ西輿一朗さんも、
キム・デギュンさん一家と再会しました。

人間国宝であるキムさんは、唯一のチュルタギの後継者なのですが、
その技に、日本人の青年が挑戦したことは、
韓国人にとっても、意義があるように思いました。

好青年の二人は対照的なタイプ、
一人は繊細で芸術家タイプで、一方は積極的な体育系…
オバサンとしては、シャイで繊細なタイプが、心配でほっとけないのですね。

スタジオで再会を果たしたのは、山口もえさんでした。
モンゴルの人は、羊の屠殺には慣れていても、
魚を下ろすことは、“可哀想で見ていられない”のですね。

お二人は、人工的な建物の囲まれた都会の雑踏を経験し、
戻られた時は、さぞかし、ホッとされたことでしょうね。

モンゴルのお父さんとお母さんに、“孫”と海を見せてあげられたことで、
親孝行が出来たということですね。(青い海でなかったのが残念でしたが…)

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大家族石田さんチ 大そうじ大作戦 (2)

(1月3日の記事の続きです。)
暇ができたので、石田さんチの録画を見返しました。

「初笑い!初泣き!大家族スペシャル、7男2女11人の大家族石田さんチ、
至上最大の大掃除大作戦」と、長すぎるタイトル…

3時間番組といっても、半分以上は、以前放送されたもので、
大掃除だけなら、1時間で充分でした。
でも、私は11年前から観てないから、昔の映像は新鮮…

一家の主である晃さんのコメントは、いつも可笑しいし本質をついてます。
「(植物の)手入れというのは、水をやることではない。」とか、
「キチンとした家に、子供は9人生まれない。」(もちろん例外はありますが。)

「やる時はやるわよ!」「過去は捨てる!」
を合い言葉に始めた大掃除ですが、4トンの荷物(ゴミ?)は異常です。

息子の一人が、「要らない物ばかり取って置いて、この家は、物置か!」
と怒鳴ってましたが、物置どころか、ゴミ箱ですよ…(ゴメンナサイ)

捨てられない性分と言うより、その作業を怠った結果なのかも…
子供が9人いれば、そんな暇は無かったでしょうが…

出てきたのは、商品券や、指輪、飲料水、出し忘れた可燃ゴミまで…
驚いたのは、ピアノの下から、99年の消印の現金書留が出てきたことです。

その、3万円はお寿司の出前に化けましたが…
これ、主婦のバランス感覚?違うと思うけど…
普通では、考えられませんよ。

とにかく、石田さんチの奥さん(千恵子さん)の金銭感覚は凄いです。
高給取りだからこそでしょうが、大ざっぱと言うか、太っ腹と言うか…

それに、虚栄心も羞恥心も無いようですね。
もう、あっぱれと言うしかないです。

次回の石田さんチ、リビングがどうなってるかが気になるところです。

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『風と共に去りぬ』

『風と共に去りぬ(Gone With the Wind)』を最初に観たのは、
女学生(死語?)の頃…

マーガレット・ミッチェルの原作は、それ以前に読んでいましたが、
壮大な原作に再会したかのような感動がありました。

1939年当時に、桁外れに豪華な衣装やセットを始めとして、
あれ程の超大作を制作できるアメリカって凄い、日本は戦争に負ける筈…
などと、ヘンに感心した憶えがあります。

テーマ曲の「タラのテーマ」は、映画音楽のCDには、
必ず加えられてい名曲ですし、
スカーレットのラストの名台詞、「明日という日があるから。」は余りにも有名。

スカーレット・オハラ役のヴィヴィアン・リーはイメージ通り、
レッド・バトラー役のクラーク・ゲーブルも、ほぼイメージ通り…
メラニー役にも、特に違和感は無かったけれど、
ただ、スカーレットがあれ程までに憧れたアシュレに関しては、意外と言うか、
当時の私には、おじさんに見えてガッカリしましたが…

その後、TVなどで何度か観ましたが、
“やっぱり、不朽の名作…アメリカって(映画に関して)凄いな…”
と再認識させられました。

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「Cool Japan」…お金(Money)

今回のテーマは、“日本のお金”でした。
お金についても、日本人と外国人とでは、大分違うようですね。

「現金をいくら持ってますか?」の街頭インタビューで、
お財布を開いてお金を見せる人達…外国では考えられないそうです。
“NHKの取材”だからこそ、とも思いますが…

日本人なら、人に紙幣を渡す時に、向きを揃えるのは当然なことですが、
これも外国では無いみたいです。
“お釣りに新札”で感謝の意を表すというのも、インド以外では無いそうです。
それどころか、“新札だと偽札では?と疑う”のだとか…

取材した店の“釣り銭を二度確認する”ですが、一度目は店の人自身のため、
二度目は、“客に確認させている”ことなのですよね。

大衆演劇の役者さんに、お札で出来たレイを掛けるファン…
これ、前々から理解出来なかったのですが、
聞いてみれば、“成る程ね~!”とファンの心理が納得出来ました。

お祝いに現金を渡すことも、外国では殆ど行われないことだそうです。
私は、日本人でありながら、この風習が納得出来ていません。
特に、“半返し”については、無意味に思えて仕方ないのですよね。

日本の紙幣は、「高度な偽造防止が施されているので、安心…」
とのナレーション・・・偽札の心配が無い?…そうでしょうか?

確かに匠の技にしても、印刷技術にしても、稀に見る高度さで、
偽造するのは、不可能に近いことかも知れませんが、
それでも、偽札は造られているのも事実…受け取る側が油断している限り、
気付いた時には後の祭りで、結局、被害は無くならないのでしょう。

スタジオの外国の女性が言うのには、
「常に“偽札では?”と疑っている。」のだそうです。
大多数の日本人には、それが無いのですよね。
私もその一人なのですが…

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『晩秋』

誰でも避けて通れないものの一つに、「親の老後と介護」の問題がありますが、
若い頃は、他人事と思っていたけれど、
いずれ、確実にやってくるものですね。

親の“老い”を実感することは、自分自身の老化を感じた時より、
より以上に、ショックで悲しいものです。

本日の深夜(11日AM 0:40~2:39)NHKBS2で放送される『晩秋』(1989)は、
親の老後を、改めて考えさせられた作品でした。

親と離れて暮らす息子(テット・ダンソン)の元に、
母(オリンピア・デュカキス)が倒れたとの報せが届きます。

病院に駆けつけてみると、病床の母は、思っていたより元気で一安心…
しかし、今度は父(ジャック・レモン)に異変が…

年を重ねた夫婦の関係、老いた両親と中年の息子の関係、
また、その息子(イーサン・ホーク)との関係など、
数々の問題を乗り越えて、家族の絆を強めていくのでした…

見終わった時、深い感動を覚えた記憶があります。
『ベン・ハー』や『風と共に去りぬ』のような大作も素晴らしいけれど、
『晩秋』のような静かなヒューマン・ドラマも、見逃したくない映画です。

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「プロフェッショナル 仕事の流儀」

「プロフェッショナル 仕事の流儀」も、興味深い番組です。
昨夜は「修行は、一生終わらない すし職人・小野二郎」でした。

現在82歳の小野二郎さんは、家庭の事情により、
わずか7歳で料亭へ奉公に出されたそうですが、
司会者の「一番辛かったことは?」の質問に、「眠かったこと。」との答えでした。

現在も中野の自宅から新宿の店まで、
40分の道のりを徒歩で通っているのですが、
姿勢といい、速度といい、とても82歳とは思えないものでした。
また職業柄、日焼けと怪我の防止のため、1年中手袋は欠かせないそうです。

小野さんは自らを不器用と語り、
「人より不器用なため、人の何倍も努力した。(職人は)不器用な方がいい。」
とのこと…
また、仕事というのは、
「“自分に向いていない、合ってない”のでは無く、与えられたどんな仕事でも、
自分の天職と信じて、努力するもの。」と話していましたが、
さすが、職人さんらしい言葉ですね。

現在も「どうしたら、もっと美味しくなるのだろう。」と、常に考えていて、
それが楽しいことでもあるそうなのです。
職人の世界は、「生涯現役、そして、生涯修行」なのでしょうね。
大変でもあるけれど、幸せなことでもあり、羨ましいことでもありますね。

余談ですが、貧乏人の私としては、
すべて天然物の「20カンのおまかせ」の料金が気になりました。
そして、さすがNHK 、小野二郎さんのお店「数寄屋橋 二郎」ばかりか、
「ミシュラン」さえも言わないとは…いつものことではありますが…

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気になる言葉 (7)

早くも、お屠蘇気分が抜ける頃となり、
年賀のご挨拶も、そろそろ終わりに近づきましたね。

また今年も、時々「新年あけまして おめでとうございます。」の挨拶が、
目に(耳に)付きました。

TV番組でも、CMでも、ブログでも、新聞広告やチラシでも…
間違いを承知していながら、敢えて使っているのでしょうか?

もし指摘したなら、「そんなの関係ねぇ!」と言われそうですけど、
ちょっとだけ、耳障りなんですよね。

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「激流中国 5年1組 小皇帝の涙」

昨夜放送のNHKスペシャル、「激流中国 5年1組 小皇帝の涙」を観ました。

番組は、中国・雲南省にある、公立小学校の5年1組が舞台、
中国での教育の現場を垣間見せてくれましが、
日本以上に成績偏重、学歴至上主義なのに驚かされました。
(公立小学校でありながら、学校自体がレベル分けされているのも驚きでした。)

学級委員の選出(保護者も投票するのです!)も、遠足のグループ分けも、
友達の選び方も、全て成績のみで決められ、
毎日、山のような宿題で、友達と遊ぶどころか睡眠時間もままならない現実…

算数は日本の中学生レベルで、当然、落ちこぼれの生徒も出てくる訳ですが、
両親、教師のみならず、勉強の出来る生徒からも、容赦なく叱責されるのです。

テストの結果が向上しても、常に、クラス一の生徒(学級委員)に比較され、
決して親から褒められることは無いどころか、四六時中そばにいてお説教され、
風邪で高熱が出ても、両親は、身体のことより勉強の遅れを心配する…

子供達の涙を流しての“心の叫び”も、
親たちに届かなかったのが哀れでした。…親も必死なのです。

こういう現場がある一方で、
地方には、きっと、映画『あの子を探して』のような学校も存在するのでしょう。

地域間格差、所得格差、一人っ子政策の様々な弊害、知的財産権の問題、
中国製品及び食品の安全性、大気汚染や水などの衛生問題、
また、タイトルは忘れましたが、
以前BS1で放送していた“寄宿制幼稚園のドキュメント番組”に見る反日教育…
チベット問題、人権問題、等々…
日本にも多大な影響があるだけに、中国の今後が気になります。

まずは、数々の問題を抱えての、北京オリンピックですが、
はたして大丈夫なのでしょうか?

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「あんたの夢をかなえたろかスペシャル」

10年以上も前から、お正月に放送している
「あんたの夢をかなえたろかスペシャル」は、毎年楽しみにしている番組です。
今年も、もちろん観ましたよ。録画してですが…

まずは、「あなたの会いたい人は?」の質問に、
娘が大ファンのお笑い芸人(次長課長の井上さん)の
名前を挙げたお母さんがいました。

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『サウンド・オブ・ミュージック』

4日放送の『サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)』(1965)は
前にも、お正月に放送していたような気がします…?

『サウンド・オブ・ミュージック』を40年以上も前に、初めて観た時は、
その中の全てが、自分の現実とは、余りにも掛け離れていたことから、
すっかり夢中になってしまいましたね。

オーストリアの美しい風景や、羨ましくなる程のトラップ家の邸宅、
ドレスから寝間着まで、お洒落で可愛らしい子供達の衣装…
ダンディーで素敵な、父親のトラップ大佐(クリストファー・プラマー)、
そして、マリア(ジュリー・アンドリュース)の歌唱力にも魅せられました。

サントラ盤やトラップ・ファミリーの書物を購入したのは当然のこと、
この映画が切っ掛けとなり、その後、すっかりミュージカルの虜となり、
封切られたミュージカル映画は、ことごとく観に行きました。
(当時はミュージカルの全盛期だったのです。)

通常、ミュージカル映画では、有名になる曲は1~2曲なのに、
『サウンド・オブ・ミュージック』は、多くの曲が知られていますよね?

「オープニング曲」、「ドレミの歌」、「エーデル・ワイス」、「ひとりぼっちの羊飼い」、
「もうすぐ17歳(Sixteen Going on Seventeen)」、
それから、“そうだ京都に行こう”の、「私のお気に入り」なども…

その後、劇場以外でも、数えられない位の回数を観ましたが、
そのたびに、初めて観た時の感動が蘇りのです。

映画の『サウンド・オブ・ミュージック』は、
実際のトラップ・ファミリーとの相違点はあるにしても、
私にとっては、最高の映画なのです。

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「ようこそ“赤毛のアン”の世界へ」

楽しみにしていた番組、「ようこそ“赤毛のアン”の世界へ」を観ました。
60分番組なのに、短く感じたのは、内容が詰まり過ぎていたからでしょうか。

物語のあらすじ、アンの言葉、当時のお料理、モンゴメリと村岡花子さんの紹介、
アンケートの結果、プリンス・エドワード島の景色、ゲストの話し等々…
これを60分でまとめるのは無茶でしょう。

何もかもが中途半端で、正直のところ、何一つ目新しいものは無かったです。
私としては、一つのテーマを掘り下げて欲しかったのですが…

考え過ぎかも知れませんが、4月から放送されると言っていた番組の、
「原書で読む“赤毛のアン”」の前宣伝にも思えましたが…

ところで、プリンス・エドワード島を撮り続けている写真家の吉村和敏さんが、
アン・ファンから、ギルバート様と呼ばれていたとは知りませんでした。

最後に紹介された、トロントにお住まいで現在73歳の、
モンゴメリのお孫さん、ルエラ・マクドナルド・ヴェイヤーラインネルさんの言葉に
感動しました。

「…母国を愛するように、他の国も理解されることを願っています。
本当の幸せは自分の為だけでなく、
他の人に良い行いをすることで開けると思っています。
あなたが住む場所で、大切な人と共にいるささやかな時間こそが、
本当の幸せなのだと感じています。」

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大家族石田さんチ 大そうじ大作戦

またまた、観てしまいました。
大家族石田さんチのプライバシーを…

今回のテーマは大掃除。
あの、大量の物が詰め込まれている石田家が、
どのように変身するのか興味津々…
疑いようも無く、野次馬に化してしまいました。

いつも思うのは、とにかく石田さん宅は、桁外れに物が多いということです。
子供の数のせいだけでは無いみたい…

それに物を捨てられない人に限って、次から次へと、物を買うのですね。
大掃除のための雑誌や道具を購入し、新しい家具まで…
“開いた口が塞がらない”状態のお父さん…同情します。
ストレス溜まるはずですよ。

家族みんなで片づけて、スッキリした石田さんチではありますが、
きっと、また、物で埋まってしまうのでしょうね。
リフォームした時の庭のように…

それにしても、いつも主婦にとって無理な時間帯なのですよね。
取り敢えず、今、大掃除に関する場面だけ観て、
それ以外は全て早送り…
3時間は長いです!

教訓…「人の振り見て我が振り直せ」

~つづく~

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ETV特集「大東京の真中で、一人~詩人・中原中也を歩く~」

先日放送のETV特集、
「大東京の真中で、一人 ~詩人・中原中也を歩く~」を観ました。

中原中也は、青春期に、誰でも(?)一度は虜にさせられる詩人ですが、
御多分に洩れず、私もその一人でした。

仲間の詩人の誰よりも、詩に対する情熱が激しかったために、
みんなから敬遠され、孤立していったとしても、
そうするしか、術がなかったのでしょう。

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「ニューイヤー・コンサート」

  明けましておめでとうございます。
  今日から2008年ですね。
  今年もよろしくお願いします。

毎年、お正月になると、別に“おめでたい”とも思っていなくても、
人に会えば、「おめでとうございます。」と挨拶しています。
やはり、「おはようございます」とも、「こんにちは」とも言えないですよね。
「常識知らず」、「変人」と思われてしまいますから…

私の気持ちとしては、
「門松は 冥土の旅の一里塚 目出度くもあり 目出度くもなし」(一休禅師)
に近いのですが…

それはさておき、
毎年、元日の夜のお楽しみは、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートです。
心地良い“ウインナワルツ”を聴くと、お正月を実感します。

今年の指揮者はジョルジュ・プレートル…
残念ながら、私には馴染みがありません。

個人的に好きなのは、
若々しくて、キビキビした、リッカルド・ムーティーです。
ダンディーなムーティーも、
最近は、鋭さが増し、ちょっと恐い顔になってしまったみたい…
でも、一段とオーラも増しました。

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