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『モンテ・クリスト伯』

TVシリーズの「モンテ・クリスト伯」を見終わった私は、
どうしても原作を読みたくなって、書店に急ぎました。

アレクサンドル・デュマ原作「モンテ・クリスト伯」(岩波文庫)7冊を購入し、
取り憑かれたかのように読んだのでした。

デュマは、どちらかと言うと、少年向という先入観がありましたが、
いえいえ、オバサンでも、充分面白かったですよ。
それに、純文学と違って読みやすく、あっという間に7冊を読み終えました。

“ドラマは原作を忠実に再現…”と聞いていましたが、
やはり違っていました。
登場人物も多く、設定その他にも相違点はあったし、
期待していたベルトゥッチオも、ドラマとは、まるで別人の様でしたね。

原作の“モンテ・クリスト伯”は、長身で、青白く暗い顔…当然でしょう。
ジェラール・ドバルデューの雰囲気は全く無く、陰気で知的な人でしたね。

ドラマも面白かったですが、原作はドラマをはるかに超える痛快さでしたが、
こちらの結末も(ドラマとは別ですが)、全く予想外なものでした。

20071205
『モンテ・クリスト伯』(1~7) アレクサンドル・デュマ 山内義雄 訳 岩波文庫

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