『モンテ・クリスト伯』
TVシリーズの「モンテ・クリスト伯」を見終わった私は、
どうしても原作を読みたくなって、書店に急ぎました。
アレクサンドル・デュマ原作「モンテ・クリスト伯」(岩波文庫)7冊を購入し、
取り憑かれたかのように読んだのでした。
デュマは、どちらかと言うと、少年向という先入観がありましたが、
いえいえ、オバサンでも、充分面白かったですよ。
それに、純文学と違って読みやすく、あっという間に7冊を読み終えました。
“ドラマは原作を忠実に再現…”と聞いていましたが、
やはり違っていました。
登場人物も多く、設定その他にも相違点はあったし、
期待していたベルトゥッチオも、ドラマとは、まるで別人の様でしたね。
原作の“モンテ・クリスト伯”は、長身で、青白く暗い顔…当然でしょう。
ジェラール・ドバルデューの雰囲気は全く無く、陰気で知的な人でしたね。
ドラマも面白かったですが、原作はドラマをはるかに超える痛快さでしたが、
こちらの結末も(ドラマとは別ですが)、全く予想外なものでした。
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