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『34丁目の奇跡』(1994)

クリスマスの頃に放送される映画の一つに、『34丁目の奇跡』があります。

ニューヨークの34丁目にある、二つのデパートを舞台にしたもので、
イベント担当のキャリアウーマン(エリザベスパーキンス)、
その娘(マラ・ウィルソン)、自称サンタクロース(リチャード・アッテンボロー)
などが織りなすハートウォーミングな作品です。

モーリン・オハラ主演の『三十四丁目の奇蹟』(1947)のリメイク版ですが、
リメイク版を先に観てしまったせいか、オリジナル版の印象は薄いです。
(オリジナル版には、少女の頃のナタリー・ウッドが出演していました。)

フィクションの世界ではありますが、映像の中の何もかもが華やかで、
アメリカの豊かさを見せ付けられた思いでした。
現実のアメリカの人達全てが満ち足りている訳ではないことを、
忘れてしまいそうです。

それにしても、子供がサンタクロースに、“欲しいオモチャを耳打ちする方法”とは、
デパートは、上手い方法を考えるものですね。
発展途上国の子供達には、とても見せられないシーンですよ。

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