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『大地の子エイラ』シリーズ

25年ぐらい前のこと、何気なく新聞の書評に目をやると、
「読み出したら止まらなくなる本…」の文字に吸い寄せられました。

本の題名は、『大地の子エイラ』、
“本当かしら…?”、半信半疑でしたが、なぜが見過ごす事が出来なくて、
催眠術に掛けられたかのように、手にしていたのでした。

ハードカバーのその本は、細かい文字が二段に印刷されていて、
相当読み応えのありそうなものだったから、
正直、読み切れる自信は無かったのですが…

しかも、『大地の子エイラ』の後に、
『恋をするエイラ』『狩りをするエイラ』『大地をかけるエイラ』と続き、
それぞれが、上・中・下 と分かれているのです。(詳論社版)

舞台は、紀元前3万年前の氷河期の終わった頃、
大地震で、両親ばかりか一族を失ったクロマニオン人(新人)の少女が、
ネアンデルタール人(旧人)一族に拾われ、
エイラの名前で育てられ、そして成長していく様子が描かれています。

想像も出来ない太古の時代の生活ぶりが、生き生きと描かれ、
まるで映像を見ているかのように浮かんでくるのです。
実際、読み出したら、のめり込んでしまって、
正に、むさぼるように読み耽ってしまいました。

ジーン・アウルのこのシリーズは、集英社からも出版されているので、
そちらも読んでみたいとは思うけれど、
もう、そんな気力が無いと言うか…確かに、決心が要りますね。

もし、再び、読み出したとしたなら、
ブログの更新は、間違いなく、当分なくなること請け合いです。

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