「世界ウルルン滞在記」…カンボジア、クォーム・ソムノール村
今回の旅は、カンボジア・トンレサップ湖のクォーム・ソムノール村。
巨大湖に浮かぶ小さな学校に、先生として訪れたのは宇梶剛士さんでした。
驚いたことには、子供達は日本を知らなかったばかりか、
キリンの存在も、地球が丸いことも知らなかった…
そして、思いっきり走ったこともないのです。
まるで、江戸時代の寺子屋みたいな学校ですが、
みんな好奇心一杯で、宇梶先生に質問していましたね。
たとえ日本に比べて、設備とか、生徒の学力とかが劣っていたとしても、
ここの学校には、いじめも自殺も無いでしょう。
楽しく、仲良く、生き生きと学べる場所であることの方が大切なような気がします。
裕福とは思えない人達が、運動場のために、厭な顔もせず出資してくれるのも
素晴らしいですよね。
給食費を払おうとしない親がいる国とは大違いですよ。
(親ばかりが教師までも…ホント情けないです。)
子供達はみんな、無邪気な笑顔を見せてくれました。
そんな中、最後に詩(散文詩かな)を読んでくれた少年だけは、
他の子とは違う表情をしていましたね。
宇梶先生と出会いによって、
この少年の人生は、変わって行くのではないのでしょうか。
「若者たち」の歌詞のように…
送る人達も去る人も、“さようなら”ではなく、“ありがとう”と言っていた
別れの場面は感動的でした。
ところで、今回に限らず、潔癖性気味の私が気になるのは、
水上生活者の生活用水などです。
あの湖にしても、“お風呂”にしていましたが、清潔とは思えないし、
それに、飲料水はどうしているのでしょうか?
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