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『世界ウルルン滞在記』…未来への記憶(1)

昨夜の特別編「ウルルン」~未来への記憶~は、忙しくて見られませんでした。
でも、ご安心を…録画しましたから…

まず、お1人目の旅人小西美帆さんは、
7年後にはダムに沈む村、トルコ、ウルマック村へ…
旅に先立ち小西さんが訪れたのは、岐阜県の祖父母が暮らす故郷。

祖父母は、徳山ダムの湖底に沈んだ、岐阜県徳山村の住人だったのでした。
小西さん達がダムを見に行こうとした時、お祖父さんは、
「オレは行かない。水を見てもしょうがないから…」と…当然です。

見なければ、ふるさとは、記憶の中に生き続けるけれど、
水を見てしまったら、それまでもが消えてしまいそう…
現実に背を向けることで、懐かしい思い出は消えないのですから…

記録映画「水になった村」で映し出された衝撃的なシーン、
住み慣れた我が家を重機で壊されるところを見詰めるなんて、
悲し過ぎて、胸が張り裂ける思いでしょうね。

建て替えの際の取り壊しでさえ、見るのは辛いと言うのに…
思わずもらい泣きしてしまいました。

小西さんのお父さんの言葉をヒントに、ウルマック村では写真を残せたけれど、
他の多くの村や古代の遺跡などは、水没して何も残らないのだと考えると、
あまりにも切ない。
何とかならないものでしょうか…?

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