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『映画女優』

吉永小百合さんの映画出演99本目の作品、
大女優・田中絹代さんの半生を描いた『映画女優』(1987年)を見ました。
(保存してから、2ヶ月以上経ってしまった…)

10代中頃から、40代始め頃までを演じていた小百合さん、
さすがですね、何歳の時も美しかったです。

衣装もセットも良かったのですが、肝心の中身については、
残念ながら期待はずれ…だって、台詞が、詰まらなかったから…
詩的な台詞も、琴線に触れるような台詞もなく、
ほとんどが説明になっていたのですから。

実在する人物を描くためには、それも不可欠なのかも知れませんが、
それなら、ナレーションで入れた方が良かったのでは…
私は物語そのものより、
時々映し出されていた、「映画史」の古いフィルム方が興味深かったです。

また、とても気になったのは、岸田今日子さん扮する旅館の女将と、
絹代に、資料の文献を届けに来た、溝内監督の秘書(?)の女性です。
何か曰くありそうだった…

ラスト、思い掛けない所で、<完>の文字が出たのには驚きました。

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