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『世界ウルルン滞在記』…未来への記憶(3)

最後の旅人は、ロック・ミュージシャンの大友康平さん。

「ツィター」を作る職人の、最後の1人となってしまったペーターさんを訪ねるため、
オーストリアを旅しました。

ツィターと言って思い浮かぶのは(映画ファンが)、やはり「第三の男」ですね。
オーソン・ウェルズ主演の「第三の男」は、私が産まれる以前の昔の作品ですが、
その内容は知らない人でも、題名だけはご存じではないでしょうか?

テーマ音楽も、「映画音楽」のCDには必ずと言っていい位、
加えられている程の名曲ですね。

あまりにも「第三の男」のテーマ曲が世界的に有名になったことで、
他の曲が演奏されなくなり、
結果的に、ツィター演奏者がいなくなってしまったとは皮肉なことですね。

又、一台でメロディ、コード、ベースと演奏は難しく、
強く張った弦で指先は切れてしまう…
この指先の痛さは分かります。
私も高校の時、マンドリンクラブに入っていましたから…
何度も何度も切れ、その内に指先はタコのようになるのですよ。

日本のTV取材が切っ掛けで、
「第三の男」以外の曲も、ツィターで演奏されるようになれば嬉しいですよね。
あんなに美しい音色なんですから…

清水寺の舞台での演奏、素晴らしかったです!

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