『嵐が丘』
『嵐が丘』は、各国で何度も映画化されていて、私も、何本か観ましたが、
その中で、最も印象に残っている作品と言えば、
やはり、1939年のウイリアム・ワイラー監督作品ですね。
ヒースクリック役は、ローレンス・オリビエ、キャサリン役はマール・オベロン、
モノクロで、セットも、まるで“新劇”のようでした。
まあ、19世紀当時の田舎は、今ほど、家具もなかったのでしょうけれど…
ローレンス・オリビエは、原作のイメージより、良過ぎると感じましたが、
キャサリンは、イメージからは程遠く、ガッカリでしたね。
それに、長い原作を短い時間にまとめるので、
どうしても、原作を読んだ人にとっては不満が残るし、
また、読んでない人には、疑問が残る結果になるのは仕方無いですね。
これは、『嵐が丘』に限ったことではないのですが…
それでも、ウイリアム・ワイラー監督作品は名作に間違いないと思います。
余談ですが、邦画版『嵐が丘』も観ましたが、
(私にとっては)、観たことを、後悔させられた作品でした。
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