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バトンタッチ (1)

「アボンリーへの道」は、第7シリーズまで続きましたが、
その間、役者の交代が、ほとんど無かったのが嬉しかったです。
(その点は、「ドクター・クイン」とは大違いです。)

それだけに、キング家の次女、セシリーが交代したのは残念でした。
セシリーは、姉のフェリシティとは違って、控えめで温和しい女の子。

いつも、みんなから、子守りや留守番を言い付けられていた…
そして、誰に対しても、悪意を抱かず、素直で優しかった。

そんなお利口さんのセシリーは、ある冬の寒い頃に、風邪をこじらせ、
ついには、サナトリウムに入院してしまったのでした。

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<第5シリーズ>第61話「サナトリウム」

しばらく、セシリーの出番は無く、次に彼女に会えたのは、
第6シリーズ、第69話「同病の友」でのこと。
題名でも分かるように、舞台はサナトリウムです。

しばらく見ない間に、セシリーは大きくなっていました。
メイクで結核患者らしく作っているけれど、逞しさは隠せない…
「えっ、あなたが、あのセシリー?…何か違うみたいだけど…」

それまで、セシリーがメインになることが無かったので(存在感も)、
記憶が薄れてしまっていたけれど、違う(!)ということだけは確か…
そう、セシリー役は交代していたのでした。

子役が成長し、「学業に専念したいから」という理由だったのかと思いきや、
残念なことに、本人の都合では無かったのだそうです。

当人の都合なら仕方がないけれど、交代は避けて欲しかったです。
(たとえ、演技力に難があったとしても、)
二代目セシリーが、気に入らない訳ではないけれど、
やはり、あの幼かったセシリーの方に、親しみがあったから…

健気で可愛らしかったセシリーは、
サナトリウムの中で、外見だけでなく、内面も逞しく生まれ変わったのでした。

セシリー・キング
ハーモニー・クランプ → モリー・アトキンソン
(Harmony Crammp)      (Molly Atkinson)

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