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『シャイニング』

中々明けなかった梅雨も、ようやく終わり、カレンダーに見合った気温に
なったかと思いきや、またしても台風5号の影響なのか、涼風が吹いています。

でも、必ずやって来るのは、うだるような蒸し暑さなんですね。
少なくとも、2ヶ月間は続くかと思うと、今からウンザリ…

ところで、夏になると、「怪談」「ホラー」と、相場が決まってますよね。
TVでも、映画でも…

映画好きな人でも、どうしても観る気になれないジャンルがあるもので、
私にとってそれは、「アクション」と「ホラー」なんです。

時代劇の「怪談」や、現代物の「ホラー」(邦画)は、言わずもがなですが、
「スプラッター映画」は、絶対観たくないですね。

それなのに、スティーブン・キング原作のホラー映画に限っては、
なぜか興味があって、結構、観ています。
明らかに矛盾していますが、結局は「恐いもの見たさ」なんですよね。

スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(1980年)は、
まさに「恐いもの見たさ」からなのですが…本当に怖かったです!

ストーリーは、言えませんが、全てが怖かったといっていいくらいで、
まず、主役のジャック(ジャック・ニコルソン)の顔が怖い!(ごめんなさい)
そして、彼以上に恐いのが、彼の妻ウェンディ(シェリー・デュヴァル) の顔、
天使のような息子ダニーも、別の意味で怖い…両親に全く似ていないし…

俳優さん達の顔の怖さもさることながら、
私が特に印象的だったのは、「カメラワーク」でも、
恐怖感が伝わってくることでした。

怖いと言えば、夜の誰も居ない教室が怖いように(経験あり)、
家族以外には、誰もいない巨大ホテルも怖いですよね。

同様に、人気の無い「巨大迷路」も、二度と出て来られないようで、
たとえ誰かと一緒でも、入る勇気は無いですね。

迷路といえば、80年代には、あちこちにあった「巨大迷路」ですが、
今でも、どこかで存続しているのでしょうか?

『シャイニング』は、確実に暑さを忘れさせてくれる「コワ~ィ」映画ですが、
心臓の弱い人は、くれぐれも、「深夜に一人では観ないこと。」ですよ。

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