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セーラ・スタンリー

『アボンリーへの道」には、様々な謎や矛盾が存在します。
大勢の脚本家や監督によって作られていたからかも知れませんが、
その度に、残念に感じてしまうのですよね。

セーラ・スタンリーは、『アボンリーへの道』の主人公。
セーラの母は、アボンリーにある、キング家の次女ルースですが、
セーラが1歳の時、結核で亡くなってしまいました。

彼女はモントリオールの大邸宅で、輸入会社を経営する父ブレアと、
乳母ルイザ、そのほか大勢の使用人達と暮らしていた、
典型的なお嬢様でしたが、
父ブレアが横領事件に巻き込まれたために、
アボンリーのキング家に預けられることになったのです。

その後、父の会社の事件も解決し、モントリオールに帰ったものの、
父が、呆気なく事故死してしまう…
それで、セーラはアボンリーで暮らすことになるのです。

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このセーラにも、謎がありました。
それはセーラの教育についてなのですが、
第1話「プリンスエドワード島へ」(脚本、ヘザー・コンキー)では、
ヘティの質問に、
「学校へは行ってません。
パパの方針で、家庭教師が付いていました。何人も来たわ。」
と言っていました。

でも、第38話「上流社会」(脚本、ジャネット・マクリーン)では、
フェリシティに、
「あなたは従姉妹で友達でしょ。あなたはここに来る前は、
私学の学校に通っていたんだから、面接までに、色々教えてくれなきゃ。」
と言われていました。
一体、どちらが本当なのでしょう?

セーラは主役の筈なのに、なぜかメインになることが少なかったのです。
それでも、第5シリーズまでは、登場していましたが、
第6シリーズでは、ついに、レギュラーから外れ、
第67話「パリ留学の夢」では、ゲストで登場、
そして最終回では取って付けたかのような出演でした。

でも、サラ・ポリーが降板したのは、彼女自身の都合だったらしいので、
仕方ないのですが…残念でした。

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