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2007年6月

気になる言葉 (5)

「確信犯」…自己の道徳上、宗教上、政治上などの確信に基づき、
これを動機として行われる犯罪~(広辞林)~
つまり、本人が正しいと信じて行ってることなのに、
実は犯罪を犯しているということ。

ここ数年、テレビなどで「確信犯」という言葉を、よく耳にします。
でも、ほとんどが、間違った使い方ばかりなんですよね。
その度に、「軽いストレス」を感じてしまって…

コメンテーターが言っていたり、タレントさんが言っていたり…
中でも、何度も聞いてしまった人は、
4月から「世界ウルルン滞在記」の司会に加わった○○さんです。
もう、結構なお年なのに、ちょっとねぇ~
誰か注意してやる人は居ないのでしょうか?

もしかしたら、皆さん本来の使い方を知っていて、敢えて言ってるってこと?
もしかしたら、私が遅れてるだけ…?


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デイビーとドーラ

モンゴメリの作品には、頻繁に「双子」が登場します。
アン・シリーズでは、アンの双子の娘「ナン(アン)とダイ(ダイアナ)」と、
「デイビーとドーラ」のキース兄妹が代表格だと思います。

デイビーとドーラが、マリラに引き取られたのは、『アンの青春』で、
アンの年表によれば1881年のこと、アン16歳、双子は6歳でした。

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『デッドマン』

ジム・ジャームッシュ監督、ジョニー・デップ主演の映画『デッドマン』(1995年)は、
大変幻想的な作品でした。

『デッドマン』以外で、ジム・ジャームッシュ作品というと『ミステリー・トレイン』
を観ましたが、好みではなかったせいか、ほとんど記憶に残っていません。

『デッドマン』は「ジョニー・デップを観たくて…」だったのですが、
大人向きのお伽噺のような、夢の世界に迷い込んだ様な、
不思議な気分を味わう事が出来ました。

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『世界ウルルン滞在記』…ニューヨーク、ポップアップ絵本

今回のウルルンはニューヨーク「ポップアップ絵本」、興味津々でした。

旅人は大東俊介さん…私は日本のドラマを全く観ないので、
ウルルンで旅する人のことを何も知らなくて…

360度立体絵本は、大人でも欲しくなりますよね。
と言うより、小さい子供には勿体ないです…壊されそうで。

数年前に、飛び出す絵本がブームになった時、
欲しくても中々買えなかったそうですね。
何しろ、ほとんどが手作業で、一冊仕上げるにとても手間が掛かるから。
手間ばかりか、技術は当然のこと、手先の器用さも要求されるわけですね。

でも、それは製本での事、仕掛け絵本を造るのに一番必要なのは、
何といってもアイデアと、そのイメージを形にする事なのでしょうね。

始めはとても無理と思えても、一旦入り口が見付かると、
イメージは次々と湧いてくる様ですね。

あれほど複雑なのは、とても無理ですが、
もう少しシンプルでもいいから、自分でも作れたら楽しいでしょうね。

それより、キットが売っていたらいいのに…
「グリーンゲイブルズ」や「ローズコテージ」「キング農場」などの飛び出す絵本、
そんなキットが売っていたなら、絶対買います!

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ガス・パイクの謎 (ネタバレ)

「アボンリーの道」ファンの中には、ガス・パイクがお気に入りな人も多いことでしょう。
そう言う私も、その一人ですが…

ガスはいわゆる「イケメン」とは言えませんが(醜男でもないが)、
中身は間違いなく「男前」です。

無学なガスは、ヘティの勧めで学校に通い始めるのですが、
ヘティが驚くほど、覚えが早く、向学心に燃える青年に変わります。

しかも、勤勉で、誠実で、フェリシティには、どこまでも一途なんです。
そんなガスですが、登場人物の誰よりも(?)謎が多いのです。

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迷惑電話

昔から私は、受話器を取る前に、
「誰から掛かって来たかが判ったら、どんなにいいか…」と思っていました。
それなら、安心して出られるのに…と

5年ほど前、ようやく念願のナンバーディスプレイにした時、
非通知電話は着信拒否にしました。

その結果、迷惑電話は激減し、電話に出るのも恐く無くなったのです。
やっぱり、迷惑な電話って、非通知で掛けて来てたのですね。

でも、迷惑な電話が全くなくなったかと言えば、決してそんなことは無くて、
ナンバーディスプレイでも、お手上げ状態な電話があったのです。

それは○○○からの電話、用件は決まって、「フレッツ・光」の宣伝、
断っても、断っても、週に1~2回は掛かって来るから、ホントに迷惑!
しかも、決まって、主婦が忙しい時間帯の夕方に…

「もう、掛けて来ないでください!」と何度と無く、言っても、
その時は必ず、「判りました。これが最後ですから…」と一応は言うけれど、
にもかかわらず、2~3日後には、また掛かってくる…

番号を着信拒否にしても、別の番号から掛かって来る…
何しろ○○○ですから、電話機は売る程あるのでしょう。
つまり、着信拒否にしても、無駄ということなのです。

昔、ADSLがまだ無い頃は、「テレテホーダイ」を利用していましたが、
当時は、「ISDN」の宣伝の電話が頻繁に掛かって来て…

迷惑電話撃退法として、ナンバーディスプレイを勧めているようですが、
私にとっては、「フレッツ・光」の電話も、とっても迷惑なんですけど…

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ルビーの指輪

“ルビーの指輪”と言っても、寺尾聡さんの『ルビーの指環』とは無関係ですよ。
「アボンリーの道」ファンなら誰でも知ってる、ガスの“ルビーの指輪”のことです。
この指輪にも、謎があるんですよね。

このルビーの指輪は、イジーケル・クレーン船長(Michael York)が島を去る時、
灯台と共に、“友情のしるし”として、ガスにくれた物で、
指輪には、“イスパニア(スペイン)1704年”と、記されていたのです。
宝の地図が描かれた年も1704年…
「これもきっと海賊が奪ったものね。」という、フェリシティのセリフもありました。

つまり、ルビーの指輪はクレーン船長が探し当てた、
“海賊の財宝”の中の一つだった…と、私も解釈していました。

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<第2シリーズ>
第22話「海賊の金貨」(All That Glitters)より

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『灼熱の屋上』

韓国映画『灼熱の屋上』(1995年作)は、韓流ブームが起こる以前に、
NHKで放送されましたが、偶然観た私は余りの面白さに画面に釘付けでした。

うだるような連日の猛暑に加え、冷房が故障してしまった団地の住人の
イライラは、頂点に達していました。

そんな時、夫から暴力を受けている主婦を目撃した女性達は、
主婦を助け出すため、夫を激しく殴ってしまったのです。
殴られた夫は病院に担ぎ込まれ、そして死んでしまいます。

警官が駆けつけ、追い詰められた女性達は、団地の屋上に逃げ込みます。
日頃の男性からの差別や虐待に、怒りが爆発した10人の女性達は、
女性の権利獲得のため、屋上に籠城し、団結して男達と闘うのです。

機動隊は出動するし、ワイドショーのレポーターはインタビューに来るし…
でも、女達の結束は決して崩れない…その団結力とパワーには脱帽です。
やっぱり、キムチを食べている人のエネルギーは、凄い!
(もちろん、褒め言葉です。)

とにかく面白い、絵空事的なことは一切無く、女優さん達は個性的で、
演じているとは思えない位に演技は自然、演出もリアルそのものなんです。

暑さが画面からほとばしって、真夏に観るには、ちょっと辛い映画ですが、
あえて、エアコンを付けない部屋で観るのも、一興かも知れません。

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『山の郵便配達』

『初恋のきた道』が、男性を魅了した映画だったとしたら、
『山の郵便配達』(1999年作)は、誰もが感動出来る映画と言えるでしょう。

郵便配達人は、手紙だけでなく、
新聞、雑誌などを入れた重い郵便袋を背負い、
120キロの険しい山岳地帯を、2泊3日かけて徒歩で配達するのです。

大昔のことと思いきや、1980年初頭の中国湖南省が舞台なのです。
でも、実は、現在でもほとんど変わらないんですね。
以前、(夢を叶えてくれる)お正月番組でやっていたので驚きました!

長年留守がちで寡黙な父ゆえ、父に気持の隔たりを感じていた息子ですが、
仕事を引き継ぐため、父と2泊3日の配達の旅に出かけます。
父に取っては、これが最後となる旅でした…

山の木々は、どこまでも深く、美しく、
少数民族の人々は、素朴ながら、心から歓待してくれるのです。

読めない人には、(時には内容とは違う文で)代わりに読んでやるシーンでは、
思わずホロリと来ました。
届けるのは、郵便や新聞だけではないのです。
喜びも運んでいるのですね。

旅の先々で、父がいかに待たれ、信頼され、大切に扱われているかを、
目の当たりにする息子…
言葉は交わさなくても、父の姿を知ることで、それまでのわだかまりは、
消えて行くのでした。

自然の厳しさと美しさ、仕事に対する責任感、弱者への思いやり、
貧しくても、人の心の優しさ…
色んな事を気付かせてくれ、教えてくれた作品です。
そして、いつまでも、きっと忘れることの出来ない作品だと思います。

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『世界ウルルン滞在記』…タヒチ、ティケハウ環礁

今日のウルルンは、南太平洋、タヒチ…ティケハウ環礁、
白い砂浜に囲まれた、夫婦二人だけの島、
旅人は、渋谷飛鳥さんという若い女優さん。

どこまでも透明な青い海と青い空、コバルトブルーの魚はウロコまで美しく、
白いカモメも青く染まって空を舞う…まさに地上の楽園です。

汚染されていない海に囲まれ、汚染されていない自然の恵みを頂き、
何よりも、心が汚れていない二人は、一度も喧嘩したことの無い夫婦…

「二人の心臓は繋がっている。一人になっても心の中で生きている。」
「欲を出すと駄目になる。この島にいると優しい気持ちになる…」

このお父さんは詩人です、逞しい詩人です。
お父さんこそ、父親としても、夫としても理想の姿に思えました。

こういう素晴らしい人に出会えるから、ウルルンが観たいのです。
旅人がホームシックになったのも、余りにも、日本の暮らしと、
かけ離れているからとも思えました…

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『クライ・ベイビー』

『クライ・ベイビー』(1990年)は、私が観たジョニー・デップの映画の中で、
彼が一番若かった時のものです。
(『プラトーン』(1986)も観たのですが、彼の登場シーンは少なくて、
残念ながら、印象に残っていません。)

最近のジョニー・デップは、中々渋くて、年相応に見えるようになりましたが、
『クライ・ベイビー』の時は27歳位だったと思いますが、
高校生の役も充分通用するくらいの童顔でしたね。

1954年のボリチモアを舞台にした、
青春ラブ・コメディのロック・ミュージカル。
不良グループのリーダーであるクライ・ベイビー(ジョニー・デップ)が、
予防注射の時、敵対するお金持ちグループのお嬢様に恋をしてしまう…

不良少年と敵対するグループのお嬢様との恋というのは、
良くあるパターンですね。
『ロミオとジュリエット』『ウエスト・サイド・ストーリー』『グリース』など、
…どこか似てました。

1950年代の女の子のファッションは可愛らしく、
不良達は、リーゼント、革ジャン、ジーンズ、お決まり過ぎて笑えます。

ユニークな衣装や、展開の早さなどは、ジョニー・デップファンは勿論のこと、
そうでない人にも、充分楽しめる娯楽作品だと思います。

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『初恋のきた道』

中国映画『初恋のきた道』(2000年)は、「良かった。感動した。」
という感想ばかり聞かされていたためなのか、期待し過ぎていました。

都会で働く息子の元に、父親急死の知らせが届きます。
帰郷した息子が見たのは、昔のしきたり通りの葬儀に固執する、
老いた母の姿…

その母が父と出会った頃の話しになると、それまでのモノクロの暗い画面が、
明るく美しいカラー映像に一転します。

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『ギルバート・グレイプ』

『ギルバート・グレイプ』(1993年)も、ジョニー・デップ主演の作品です。
監督は、スウェーデン出身のラッセ・ハルストレム。

この監督作品で私が観たのは、『ギルバート・グレイプ』の他に、
『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』(健気な少年に泣かされました。)
『やかまし村の子どもたち』『やかまし村の春夏秋冬』(二作とも、宝物です。)
『サイダーハウス・ルール』(ちょっと期待外れだったかも。)
『ショコラ』(ジョニーが素敵!メルヘンチックな所も良かった!)

他にも、たくさんの名作を手掛けています。

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セーラ・スタンリー

『アボンリーへの道」には、様々な謎や矛盾が存在します。
大勢の脚本家や監督によって作られていたからかも知れませんが、
その度に、残念に感じてしまうのですよね。

セーラ・スタンリーは、『アボンリーへの道』の主人公。
セーラの母は、アボンリーにある、キング家の次女ルースですが、
セーラが1歳の時、結核で亡くなってしまいました。

彼女はモントリオールの大邸宅で、輸入会社を経営する父ブレアと、
乳母ルイザ、そのほか大勢の使用人達と暮らしていた、
典型的なお嬢様でしたが、
父ブレアが横領事件に巻き込まれたために、
アボンリーのキング家に預けられることになったのです。

その後、父の会社の事件も解決し、モントリオールに帰ったものの、
父が、呆気なく事故死してしまう…
それで、セーラはアボンリーで暮らすことになるのです。

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韓国ドラマ

社会現象にまでなった韓流ブームなのに、
今や「祭りのあと」の後、といった感じですね。
日本人は、熱しやすく冷めやすい民族なのでしょうか、
ドラマの舞台となった地も、閑古鳥が鳴いているらしいです。

年代的に言えば、韓国ドラマに夢中になっていても不思議でない私ですが、
韓国ドラマを観ることもなく、ブームは私の頭上を通過しました。

私だけでなく、同年代の友人達も、誰一人として韓国ドラマの虜になった人は
いなかったのです。
私の場合は、文字通り「食わず嫌い」でしたが、
(いえ、一度だけ「冬のソナタ」に挑戦したのですが、5分足らずで退散!)
ドラマを観た友人も、「面白く無かった…」「詰まらなかった…」
という感想ばかり。

「類は友を呼ぶ」というけれど、私達が変わり者なのか…?
それとも、本当は、韓国ドラマに夢中になった人達の方が
少数派だったのか…?

それは判りませんが、私も友人も、かつてのベッカム様にも、
現在の○○王子にも、醒めている人種ではあるのですが…

ところで、これまで多くの韓流スターが来日したのに、関心が無くて、
私が完全に判るのは、「ヨン様」だけ…
でも、別にファンという訳でも無いのに、なぜ、みんな(私もその一人ですが)
「ヨン」と、呼ぶのでしょうね?

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料理番組

料理番組を見ていて思うことは、長さに関する疑問なんですね。
講師の先生が、「…3cmに切って…」と言っても、手元のアップが写ると、
切れられ食材は、どう見ても、5cmはありそうなのです。
「…5cmに」と言えば7cm以上なのです…

全ての料理番組がそうなのかは分かりませんが、
これまで私が見て来た限りでは、お約束の如くそうなんです。
まさか、そんな放送上の決まりがあるとも思えませんが、とにかく不思議です。

それと同じ様なことが、美容院でも実感します。
「2cm位カットして…」と頼めば、それ以上短くなること請け合いです。

でも、短くされ過ぎないように、「揃えるくらいで…」とお願いしても、
本当に揃えてくれただけだったこともあって…
美容師さんによっても違うし、思うようにいかないものですね。

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『世界ウルルン滞在記』…中国・杭州、太極茶道

今回のウルルンは、中国杭州「太極茶道」でした。
旅人は和田正人さん(俳優さんかな?)

いつもウルルンを観ていて思うことは、「やっぱり日本人は器用なんだな」
ということ。
現地の人が何年も掛かる事を、素人なのに、
1週間で何とか出来てしまうのだから。
そして、器用だけでなく、努力家でもありますね。

今回も、3年掛かると言われたのに1週間で習得してしまった…
しかも、初段を飛び越えて2段ですから凄いです。

先生が教えてくれた2つの基本が、まだ出来上がっていないうちに、
次々と難しい技を教えようとする先輩達…
あれは、教えると言うよりは、外国のテレビに披露したかったみたいで、
微笑ましかったですね。

中国茶では、ウーロン茶、プーアール茶、ジャスミン茶位しか飲んだことが無く、
それも、日本茶の急須を使ったりとか、ペットボトルか缶の物だったりなので、
一度、専用の蓋付湯飲みで飲んでみたいけれど、飲みにくくないのかな?

旅先がアジアの時(特に中国や韓国)必ず思ってしまうことは、
番組の取材で、現地の人が、多少でも日本の事を好きになってくれたら
いいのに、と…

以前、ウルルンで韓国を訪れた時に、ホームステイ先の人達が、
「今まで日本人が嫌いだったけれど、この番組のお蔭で好きになった。」
と話していたことがありましたから…

ウルルンに限りませんが、(番組などで)海外での取材によって、
反日感情が好転してくれることを、いつも願っています。

ところで、中国服も似合っていましたが、弁髪付の帽子も可愛かったですね。

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“奇々怪々”な電話

「○○は忘れた頃にやって来る。」
…と言っても、地震でも洪水でもありません。
それは、我が家に掛かってくる、不思議な電話なのです。

大抵は夜に掛かってくるその電話は、
まさに、“奇々怪々”であり、、“摩訶不思議”でもあるのですが、
どこからなのかは、待ち受け画面を見なくても、「N自動車」と判るのです。
特別な、着信音で…

こう話すと、誰もが、「“鳴り分け設定”しているからでしょ!」と、言いますが、
「それなら、不思議がったりするはずがないでしょ?」と言いたいです。

もちろん、“鳴り分け設定”はしていないし、不思議なことに、
その音は、家の電話機には存在しない音なのですから…

不思議なのは、それだけではありません。
留守番電話にセットして置いた場合、決して作動しないのです。
その上、子機が使えないことも不思議です。

一度、N自動車に、尋ねたことはありますが、「知らない」との返事…
とことん調べれば解明出来ることなのでしょうが、
それにしても、この現象って、一体、何なんでしょう…???

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非通知電話

私には、なぜ、“非通知”で電話を掛けるのか、どうしても解りません。
もちろん、“相手に電話番号が知られない為”ということは解りますよ!

でも、ナンバーディスプレイ対応機種が普及している現在では、
非通知対策をしていている家も多いと思うし、していないとしても、
わざわざ、“非通知”表示している電話に出る人って、
ごくごく少ないと思うのですが。
出る人がいるとしたら、その人は余程、好奇心が強い人なのでしょうね。

私は、“非通知”の三文字を見ただけで、「怪しい!」と思ってしまうし、
そんな怪しげな電話に出るつもりはないから、
我が家では、非通知拒否の設定にしてあります。

したがって、着信音もしないし、ライトの点滅も無いから、
“非通知”電話に、煩わされることもないのです。

たまに着信記録を見てみると、
結構、“非通知”電話が掛かって来ているんですよね。

当然、ナンバーディスプレイでない電話機を使っているお宅も多いでしょうが、
そういう家には、“非通知”で掛けても、掛けなくても、同じことだし…

そんなわけで、“非通知”電話を掛ける理由が、理解出来ないのです。

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『妹の恋人』(1993)

『妹の恋人』は、海賊役で今をときめくジョニー・デップが、
眉目秀麗だった頃の作品。
もちろん今でもそうですが、当時の彼は、とにかく美しかったです。

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主役は当然、ジョニー・デップの筈、
でも、この作品のオリジナルタイトルは、『Benny & Joon 』で、
兄ベニー(アイダン・クイン)と、妹ジューン(メアリー・スチュアート・マスターソン)
のことなんです。
外国作品のタイトルでは、時々理解に苦しむ事があるけれど、
もしかして、ジョーニー・デップは、主役じゃなかったとか…?

ジューンが幼い頃、両親は火事により亡くなり、それがトラウマとなって、
彼女の精神状態は不安定になってしまいました。

成長したジューンは、親代わりの兄と二人、
田舎で静かに暮らしていたのですが、
そこへやって来たのが、26歳のサム(ジョニー・デップ)という青年。

読み書きが出来ず、ほとんど口も利かない彼は、意外にも家事が得意。
それまで、家政婦を何人も追い出してきたジューンは、
彼を気に入るのですが…

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『ストーリー・ガール』…(2)

『アボンリーへの道』と、原作の一つである『ストーリー・ガール』には、
様々な相違点があります。

第一に、『ストーリー・ガール』での町の名前は“アボンリー”ではなく、
カーライル”です。

登場人物も
途中降板したものの、ドラマでの主役はセーラ・スタンリーでした。
『ストーリー・ガール』シリーズでは、いとこの一人、
ベバリー・キング(僕、13歳)が、主役、…と言うより、語り手でした。

ベバリーにはフェリックスという名前の弟がいますが、
彼は太ってることを気にしていて、性格は至って真面目です。

ベバリーは、ドラマではアンドルーなのでしょうが、
アンドルーには弟はいません。

フェリシティー(12歳)には、ダン(ダニエル、13歳)という兄がいて
(ドラマでは弟)、ダンの性格はドラマのフェリックスに、近いです。

肝心の別名“ストーリー・ガール”のセーラは、
原作ではセアラ・スタンリーと訳されていますが、
スペルはどちらも、Sara Stanleyです。

セアラは登場する子供達8人の内で1番年上の14歳、
父親(ブレア)は健在で、パリで画家をしていて、
時々ドレスなどを送ってくれます。

セアラの亡き母はフェリシティーという名前で、
その母にはフェリックスという双子の弟(兄?)
がいたのですが、その双子の2人は、遠く離れた地で、
同じ日に亡くなったのでした。

セアラは、ロジャーおじさんとオリビアおばさん(独身の兄妹)と暮らしていて、
そこで働いている、ピーター・クレイブという少年もいます。

またドラマでは、クレミー・レイというおとなしくて、
泣き虫の少女が登場していましたが、
原作では、ストーリー・ガールと同じ名前のセアラ・レイと言う名前でした。

セアラが二人ということも、一方が“ストーリー・ガール”と
呼ばれている所以なのですが。

まだまだ相違点はありますが、ドラマにとって重要なヘティ・キングと
ガス・パイクは、『ストーリー・ガール』シリーズでは、存在しないのです。

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気になる言葉 (4)

日本語しか話せない私が言うのも変ですが(しかも下手!)、
聞くところによると、日本語は世界でも稀にみる美しい言語なのだそうです。

以前TVで、中国から日本語を学ぶために来日している女性が
話していたのですが、
「日本語が話せるようになったら、性格が優しくなった。」とのことでした。

親しい間柄で、お互いが不快に感じないのなら、
どんな言葉遣いでも構わないし、
方言は勿論のこと、短縮言葉や若者言葉も、いいと思います。

ただ、私が気になる言葉というのは、「…ですで、」を「…ですで、」
のような、言い方なのです。
「そちらに、行きますんで…」とか、「私がやりますんで…」とか…

一般の人なら、別に何とも感じないのですが、
話すプロのアナウンサーが使っていたりすると、
ちょっと違和感を覚えてしまうんですよね。
しかも、この言い方、なぜかアナウンサーに多いのです。

もう一つ気になる言葉は、「…こっちのヤツ」や「…さっきののヤツ」などの、
使い方です。
特に悪い言葉使いでは無いのかも知れませんが、女性アナウンサーとか、
品性卑しからぬ御婦人が使うというのは、如何なものかと…
完璧な老婆心でした。

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『ブーベの恋人』(1963年 イタリア)

『ブーベの恋人』は、カルロ・カッソーラの同名小説の映画化で、
村娘マーラ(クラウディア・カルディナーレ)と、
パルチザンのブーベ(ジョージ・チャキリス)の悲恋物語です。

原作本については、その昔、買って読んだということだけは覚えていますが、
その本は行方不明で、読後感の記憶さえありません。
でも、映画を観た時の感動は、今でも鮮明に覚えています。

二人の出会いは、ブーベが戦友(マーラの腹違いの兄)の最期を伝えるため、
マーラの家に立ち寄ったことでした。

イタリアの男性と言えば、“陽気でドンファン”と相場が決まっているようですが、
(単なる固定観念かも?)どんな場合でも、例外はあるもので、
ブーベは、その例外のタイプなんですね。
ただ、彼の置かれている状況を思えば、陽気でいられる筈も無いけれど…

ところで、ブーベから、落下傘の絹地を貰ったマーラは、
それでブラウスを作ったのですが、
当時(戦後間もない頃)は、どこの国でも物資が乏しく、
落下傘の白い上質な絹地は、女性の憧れの的だったそうです。
それを染めて、ブラウスやワンピースにしたのだとか…なんて贅沢な!

ダンスの得意なジョージ・チャキリスですが、踊ってない役でも素敵でしたね。
ギリシャ系の彼の鼻は高く、憂いに満ちた横顔に魅了されたものです。

寡黙なブーベに比べ、ちょっと“蓮っ葉な”感じのマーラは、
ブーベに、買って貰った“ヘビ皮のハイヒール”が、よく似合ってたけど、
それにしても、ヘビ皮のハイヒールって…凄いですよね!

そんなマーラも、町で働くようになると一転して、一途で、
強い大人の女性に成長して行ったのです。

町で知り合ったステファノという男性、ブーベに比べて、
何の魅力も感じなくて…
自分本位と言うか、普通過ぎると言うか…
マーラと別れた後、結局、婚約者とは別の女性と結婚してしまったし…

この映画は、モノクロ映像が美しく、また、主演の二人も魅力的だったのは
言うまでもないけど、
それ以上に素晴らしかったのが、あのテーマ音楽だったと思います。
曲が流れるたびに、切なく、物悲しく、
やるせな~い気分になってしまうんですよね。

この曲には、当時、日本語の詩が付けられていたはずですが、
歌っていたのは誰だったのでしょう…?

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『世界ウルルン滞在記』…ルーマニア、マラムレシュ

今回はルーマニア、「中世のふるさとマラムレシュ」、期待してました!
旅をしたのは、高橋真唯さんという女優さん。

今まで、ルーマニアというと、“ドラキュラ伯爵”や“ブラン城”位しか知らなくて、
恥ずかしながら、マラムレシュは、初めて知りました。

場所はウクライナに接しているのですね。
そのせいかどうかは分かりませんが、民族衣装が似ている様な気がしました。

あの民族衣装のスカート丈、昔から、あの長さだったのでしょうか?
ちょっと短い様に感じたのですが…・

ホームステイ先の一家は、両親と美人四人姉妹で、お母さんが言うには、
“欲しがる物は何でも買ってあげたい…”
しかも、驚いた事に、娘達に、お古は着せないとのこと…

そして、テレビ、パソコン、携帯電話…
その為、お父さんは出稼ぎをしているのです。
どこの国でも、お父さんは大変ですね。

でも、お父さんの農作業も、お母さんの家事も昔のままみたいでしたが…

自然で素朴な暮らしに憧れていても、一度、便利さを知ってしまったら、
もう、後戻りするのは難しいものですね。

私も、シンプル・イズ・ベストがモットーのつもりでいても、
現実は、理想とは大違いです。

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気になる言葉 (3)

私の住んでる地域では、夕方に『(昔の)水戸黄門』の再放送があります。
我が家では、家族にファンがいるので、
当人がいる時は必ず『水戸黄門』が掛かっています。

一つ屋根の下に暮らしていれば、好むと好まざるに関わらず、
聞こえてしまったり、見えてしまったりするのですが、
時々、「エッ!?」と、なるのですよね。

その一つが、「とんでもございません」というセリフ。
この「とんでもございません」は、他でも聴いたことがありますが、
由緒正しい(?)『水戸黄門』でも使われていただなんて…意外です。

また、事件が解決して、旅を再開する時に黄門さまが言うセリフ、
「…それでは、助さん、格さん、参りましょうか…」も、
ちょっと変じゃないですか?
黄門様ともあろうお方が、お供に対して“参りましょうか”を、
お使いになるだなんて…
お立場上、相応しくないでしょうに…(時代劇風に)

セリフ以外でも、驚かされることがあるのですよね。

役者さんの口から金歯が見えたり、電線が映ったりするのは、
一寸したご愛嬌なのでしょうし、わだちがくっきりと映っているのも毎度の事、
でも、背景に、お洒落な洋館が映っていた時は、さすがに唖然としましたよ。

昔は、結構、適当だったのでしょうね。
と言うより、もしかしたら、誰も気にしなかったのかも知れませんが…

ところで、最近の『水戸黄門』はどうなのでしょう?
近頃の視聴者はけっこう煩いから、こんなことは無いような気もします。

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気になる言葉 (2)

旅番組などのレポートを聴いていると、時々気になる言葉を耳にします。
例えば、
「この湖は世界一美しい湖の一つです。」
などと言う表現方法です。
「…は、世界一、」と、言いながら、
「…の一つ、」という言い方に、私は矛盾を感じてしまうのですが…

また、いつも見ている、某テレビ局の美術関係の番組でも、
ナレーター(局のアナウンサー)が、毎回、必ずと言っていいほど、
「…○○(作品の題名)は、○○(画家の名)の数ある作品中で、
最も有名な代表作の一つです。」
というような表現をしているのです。

私は、そのたびに違和感を覚えて仕方ありません。
世界一にしても、最もにしても、一つしかないはずなのにと…
私の考え過ぎなのかも知れませんが…

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名前の意味 (5)

「アボンリーの道」で使われていた名前の一部です。
間違えていたら御免なさい。

スタンリー(Stanley)…古い英語の「岩が多い草原」。

ウォード(Ward)…古い英語の「監視する人」「守衛」。

デール(Dale)…古い英語の「谷」。

アラン(Allan)…ケルト語の「調和」「輝く」。

キャンベル(Campdell)…フランス語の「美しいフィールド」。

ハンソン(Hanson)…北欧系の姓「ハンスの息子」。ハンセンも同じ。

スペンサー(Spencer)…中世の英語の「家族を養う人」。

トレメイン(Tremayne)…古いコーニッシュ種 「石の家」。トリメインも同じ。

『赤毛のアン』関連

アン(Anne(Ann))…ヘブライ語の人名ハンナ。意味は「恵み深き」。 
 愛称は、アニー、ナン、ナニー、ナンシー、ハンナなど。

マシュー(Mthew)…ヘブライ語の「神の贈り物」。愛称は、マット、マティなど。

マリラ(Marilla)…ヘブライ語の「海」 愛称は、リラなど。

ダイアナ(Diana)…ローマ神話の月と狩りの女神ディアナから。
 ラテン語の「神学者」。ダイアン、ディオンヌも同じ。愛称は、ダイなど。

バーリー(Barry)…ケルト語の名前バーラから。 
 バーラは「白、美しい」「頭」の2つの意味を持つ。
 初期アイルランドの聖者に多い名の短縮形。

ギルバート(Gilbert)…古いドイツ語の「契約」「輝かしい」。
 愛称は、ギル、ギブなど。

ブライス(Blythe)…古い英語の「楽しい」。

レイチェル(Rachel)…ヘブライ語の「子羊」。愛称は、レイ、シェリーなど。

ミュリエル
(Muriel)…アイルランド語の「海は輝く」。

ステーシー(Stacey)…ラテン語の「厩舎」。

デイビー(Davey)…デイビット(David)の愛称。
 ヘブライ語の「最愛の人」「愛し子」。愛称は他に、デイブなど。

ドーラ(Dora)・・・ギリシア語の「贈り物」。

キース(Keith)…ゲール語の「戦場」。古いウェールズ語の「森」。

まだまだありますが、この辺にしてきます。

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