ヘティ伯母さん
『アボンリーへの道』にとって、ヘティ・キングは無くてはならない存在です。
ヘティはキング家の家長で、アボンリー学校の教師をしています。
(後に小説家、ホテルの共同経営者になります。)
早くに両親を亡くしたために、弟妹の面倒を見なくてはならず、
その為かどうかは分かりませんが、未婚です。
性格は、かなり頑固で、キング家の責任と誇り、威厳を重んじていて、
相手が子供でも容赦しません。
第1話「プリンス・エドワード島へ」で、初めてヘティを観た時は、
はっきり言って、好印象ではありませんでした。
“なんて、意地悪で冷たい人なんでしょ!”と思いました。
でも、“本当はいい人”と言うことが判る場面があったのです。
それは、セーラにお皿の片付けを言い付けた時のこと、
「…落とさないように気を付けてね。
ひいお祖母さんの時から、三代に渡って使っているお皿よ。
一瞬の不注意で壊したりしたら、悔やみ切れないでしょ?」(ヘティ)
でも、セーラは(予想通り)落として壊してしまったのです。
もちろん、わざとじゃないのですが…
その後、落ち込んでいるセーラに、ヘティは、穏やかに、こう言うのでした。
「…それからねセーラ、ひいお祖母さんのお皿だけど、
私は特には好きじゃなかったの。」と…
この一言で、ヘティが好きになりました。
<第1シリーズ>
第1話「プリンス・エドワード゙島へ」(The Journey Begins)より
| 固定リンク
「* 「アボンリーへの道」」カテゴリの記事
- 「赤毛のアン」(2015)(2020.11.10)
- 「アンという名の少女」(2020.11.02)
- 「アンという名の少女」(2020.10.26)
- 「アンという名の少女」(2020.10.20)
- 「アンという名の少女」(2020.10.19)
最近のコメント