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マリラ・カスバートとコリーン・デューハースト

ミーガン・フォローズは、アンのイメージとは違うと感じましたが、
コリーン・デューハースト(Colleen Dewhurst 1926ー1991)も、マリラとは、
ちょっと違うように感じました。

“コリーン・デューハーストはマリラそのもの”と、誰もが認めているようで、
私も、“確かに”とは思います。

でも、敢えて言うなら、マリラは痩せて長身なのに、コリーン・デューハーストは
痩せているとは言えないし…少々年を取り過ぎている…

私は、映画『アンの青春』の中で、“マリラの雰囲気”に、
近い人を見付けました。

それは、ミス・ブルック校長。
未婚、厳格、痩せてメガネを掛け、髪は引っ詰めで、
服装は地味…年格好も…

この女優さん(Rosemary Dunsmore)は、「アボンリーへの道」にも、
ジャネットの妹のアビゲール役で出ていました。
さすが女優さん、アビゲールに、マリラのイメージは見られませんでした。

ところで、小説『赤毛のアン』でのマリラは、もう少し長生きだったのですが、
アボンリーでは、第39話「友よ安らかに」で臨終を迎えてしまいました。

演じていたコリーン・デューハーストは、1991年8月22日にガンのため
逝去されたのですが、自分の死期を知りながら、
臨終のシーンを撮ったとしたなら、いくら女優さんとは言っても、
あまりにも残酷だと思うのですが…

彼女がご存命だったなら、レイチェル・リンドのように、
最終回まで出演していたかも知れないと思うと、とても悲しく、また残念です。

余談ですが、コリーン・デューハーストは、海外ドラマ『マーフィー・ブラウン』で、
マーフィー(キャンディス・バーゲン)の母親役で出演していましたね。

また、彼女の元の夫は、アカデミー賞主演男優賞に決まりながら、
受賞を拒否したことで話題になった、ジョージ・C・スコットなんです。

ところで、レイチェル・リンド夫人も、私のイメージでは、
パトリシア・ハミルトン(Patricia Hamilton)より、もう少し小柄で太っている…
アボンリーで言うなら、ポッツ夫人ですね。
ただし外見だけですが…

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