「アンという名の少女2」

「アンという名の少女2」も残り2話となりましたが、
続けてシーズン3も放送されるとのこと、
嬉しい限りです。

S2はS1以上に色々考えさせられます。

LGBT、人種、性別など偏見や差別、憎悪の問題も。

100年以上前の原作をベースにドラマ化された作品なのに、
「教師として最低だ」とか「セバスチャンが可哀想」などと
批判したり憤慨している人たちが、
実際は「ヘイトライム」そのものだったりするようで…
しかも全く自覚がないから怖ろしいです。

「私には夢がある。
それは、いつの日か私の幼い子どもたちが、肌の色ではなく、
人格そのものによって評価される国に住むという夢である。」

戦争どころか、差別もいじめも一向に無くなりそうにありません。
この夢は、一体いつになったら叶えられるのでしょうか。

話しは逸れますが、
私は幼い頃から亡き両親から“女の子だから”と、
あらゆる面で兄弟と差別され、いつも内心
“女の子に生まれたくて生まれてきたんじゃないのに…”
と不満で。

訴えても“わがままだ”としか受け取られず、
挙句の果てに「天邪鬼、変人」呼ばわりされました。

ただ平等に扱って欲しかっただけなのに、
戦前の教育を受けた大正生まれの人たちに理解される筈も無く
諦めましたが…。

いつ頃から使われるようになったかは知りませんが、
「女子力」という言葉を耳にする度に嫌な気分になります。

そういう私も
無意識に“男らしくない”等と言っていたことを反省しています。
これもれっきとした“差別”なのに。

 

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「ソーイング・ビー4」

先週の型紙対決「子供用スモッキング風ワンピース」の結果は、
マットが1位でした。

スモッキングはとても手間が掛かりますが、
ミシンでギャザーを寄せてから飾り縫いのステッチをするのは
手軽でいいですね。
但し、スモッキングのクオリティーとは程遠いですが…。

リメイク対決は、寝袋から「食べ物のコスチューム」を。
エズメとパトリックが絶賛するまでもなく、
テレーズの「ぶどうのコスチューム」の素晴らしさは、
素人目にも一目瞭然でした。

子供モデルに合わせて作る課題は「オーバーオール」。
どの作品も可愛かったですが、
もし自分の子供か孫に着せるならリズの作品です。

今回の優秀作品はテレーズの「ぶどうのコスチューム」。

テレーズ、クレア、アリ、リズなどは安心して見ていられても
ヘイゼル、ニコールは焦りがこちらに伝わってきて…

男性陣は…正直印象に残らなくて…

ここまでくると情が湧き、誰も落ちて欲しくないと思うけれど、
3人目の脱落者はフィオナでした。

フィオナに限らず、時間配分が難しいです。

毎回「子ども服は沢山作ってきた」と言う人たちがいる一方で、
「すぐ着られなくなるから作らない」と言う人もいて、
ソーイング愛好家も人それぞれですね。

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「ソーイング・ビー4」

前回放送の型紙対決「パラッツォパンツ」の1位はアリでした。

ところで、女性用パンツの開きと言えば、
“前開き”または“左脇”と思い込んでいたから、
後ろ中心のコンシールファスナー開きに、とても驚きました。

リメイクはタオル地で作る「女性用ビーチウェア」
1位はピーター。

男性モデルに合わせて作る「リゾートシャツ」は
どれも素適な柄の生地ばかりでした。

テレーズはオウム柄、
クレアはパンツに続き上品な色彩のラマの柄、
マットの柄はフリーダカーロ、
アリは綺麗なブルーとピンクの花柄、
ヘイゼルは勿論ワックスプリント、
ニコールはピンタックを施した花柄のシャツ、
寿司柄のシャツ姿のリズは鯉の柄…
日本が好きなんだそうです。嬉しい…。
(リズは娘のオムツを環境のためタオル地で作ったとか)

優秀作品は、柄合わせが素晴らしかったマークのシャツ…
ポケットや衿を別布にするより、柄合わせを完璧に仕上げる方が
パトリックの評価は上がるような気がしました。

そして2人目の脱落者はアレックス…仕方ないですね。

いくら時間がないにしても、生地を平らにしないまま裁断したり、
技術不足なのに、ストレッチ素材でシャツを仕立てたり…
他の人たちに比べて、ソーイングの基礎が
足りなかったように感じました。

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「アンという名の少女2」


今回はクリスマスに相応しく、
いつもにも増して心温まるシーンが多かったです。

髪をベリーショートにカットされ泣く泣く登校したアンに
“髪は伸びるから…”と慰め、
自分のリボンを外し結んであげたダイアナ…

男の子の格好をしてるアンに、
“パリでは女もズボンを穿くわ、私も試す”と言い、
“このドレスはあなたが着るべきよ”と
パフスリーブのドレスをプレゼントしてくれたジェニー
(アンが直前に稼いだ小銭で売ってくれたのかも?)

アンの部屋で女装したコールを見て驚くマリラに
大爆笑するアン、ダイアナ、コール…

ビリーのせいで手を骨折し絵を仕上げられないコールに
お手伝いを申し出る級友たち…

初めてセバスチャン(バッシュ)を見た時の
マリラ、マシュー、アンの三人三様の反応…

クリスマスカードを渡しに来てくれたジェリーと、
ギルバートからの小さな辞書のクリスマスプレゼント…

シャベルを探しに雪の中を行くマシューは
クリスマス・パントを見たいと言った老人(ペティボーン先生)を
車椅子を押して連れて行く…

ビクトリア女王役のレイチェルも可愛らしかったけど、
アンに負けじと代役を頑張ったマシューも素晴らしかったわ。

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「アンという名の少女2」

「アンという名の少女2」も半分終わってしまいましたが、
毎回、何かしら感動シーンがあります。

今回はマリラ。

いきなりアンから
「キスって何のためにするの?」と質問されますが
マシューとマリラは戸惑い、上手く答えられません。

後でマシューから
「あの子には豊かな人生を送って欲しい」と言われ、
一人悩むマリラ。

唯一頼れる存在のレイチェルに助言を求めてみても
全く参考にならず…
考え方が正反対だから当然ですが。

あれこれ考え抜いた挙句、
“直感に…自然に任せればいい…
キスは愛情表現で、相手への気持ち…”

そして、見た目を気にしすぎ、髪染めに失敗して嘆くアンに
「あなたもいつか誰かに愛され、そしてキスされる」と伝えると
アンは感動し「もう一度聞かせて」と頼みますが、
いつものマリラらしく「一度言えば十分でしょ」と言って、
緑に染まった不気味な髪を切ってやる。

素晴らしい!

 

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「ソーイング・ビー4」

最近雑用に追われ、録画した番組がたまる一方です。

「ソーイング・ビー」も2回分(イギリスでは1回分ですが)
まとめて観ました。

シーズン6は2人増えて12人なんですね。

そのためか、まだ顔と名前が一致しません。
特にピーターとマットの顔の区別が難しい…

型紙の課題の巻きスカートで、
最初にエズメが説明した見本の赤いスカートのダーツに、
目が止まってしまいました。

後ろスカートのダーツが外側に倒してあったのです。
(説明のイラストでは内側でしたが…)

“スカートのダーツは内側に倒し、裏地は逆向きにする”
と頑なに思い込んでいましたが、
臨機応変、別に拘らなくても良かったのかと、目から鱗が落ちました。

型紙対決のトップはピーターでした。

次のリメイクでもピーターがトップで、
エズメが絶賛してましたが、あまりにも斬新過ぎて…

以前から疑問を抱いていましたが、
「リメイク対決」は、あくまで発想力を試すための課題であって、
実際着て外出するのは無理なような気がします。

それとも、パンクの国イギリスなら大丈夫なのでしょうか?

モデルに合わせて5時間で作る「ティードレス対決」は、
素適な作品ばかりで、甲乙付けがたかったのですが、
優秀作品に選ばれたのは、パトリック一押しのマットの作品でした。

そして、最初の脱落者はアンジリア。

時間内に仕上げられなかった人は他にもいましたが、
型紙が7位でリメイクが最下位だったから、仕方ないですね。

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「アンという名の少女2」

(2)「小さなしるしは測定できるが、その解釈は無限」

カスバート家に下宿人中のネイトとダンロップの計画は着々と進み、
“金採掘の詐欺”の餌食になるのは、ダイアナの父のバリー氏のようです。

一方で、何も相談してくれない夫に、不満が募るバリー夫人…
当然ですよ。

ネイトを意識して髪型を変えたマリラでしたが、
気付いてくれたのは、マシュウとレイチェルだけ、
肝心のネイトには気付いてもらえません。

それどころか、ほかの女性たちにお世辞をいう彼を見て、
正体を悟ったみたい…ほっとしました。

繊細で芸術家タイプの少年コールは、
男子たちのいじめの標的になりそうです。

“排除することで優位に立とうとする”
これは、劣等感の裏返しなのでしょうね。

個性を認めない了見の狭い人たちは、どこにもいるようです。

自分が創り上げた空想に怯え、眠れないアン、
例の「お化けの森」ですね。

(外の物音より、
沢山のロウソクの方が気になって仕方なかったわ。)

文字を覚えはじめたジェリーに、
ささやかなプレゼントをするマシュウは雇い主の鑑ですね。

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「アンという名の少女2」

(1)「青春は希望の季節」

待ちに待った「アンという名の少女」のシーズン2がスタートしました。
(例によって録画)

翻訳本やサリバンの世界とは程遠いし、新たなエピソードも多いのですが、
それはそれと割り切っているので、楽しみが出来ました。

オープニングの映像は暗めながら美しくて素適、
“森の妖精”と言うよりは、やや現実的な“森ガール”といった感じです。

ロケは、やはり「オンタリオ」なのでしょうか…?

ミーガンフォローズ版も「アボンリーへの道」も
プリンスエドワード島と信じて疑わなかったのに、
ダルベイバイシーの外観など、ほんの数カット以外は、
オンタリオと知った時は、少なからずショックでしたが…。

「物語クラブ」は「赤毛のアン」だけでなく、
「ストーリーガール」(アボンリーへの道の原作)にもありました。

私も小中高の頃、本好きが高じて(?)空想したり、
拙い物語を書くのが密かな趣味でした。

ただ、日記にしてもそうですが、誰かに見られたくはないので、
書いては処分の繰り返しでした。
…あの頃を思い出しました。

アンみたいに仲間がいたら、さぞかし楽しかったでしょうに。
(アンの場合は共通の趣味と言う訳ではなさそうですが)

下宿人の正体を最初に気付くのは、多分ジェリー、
次がマシュウかな。
誰でもいいから早く気付いて!

マリラのように真面目に生きてきた女性に限って、
悪い男に惹かれてしまうみたいです。

今回一番好きだったのは、
アンがジェリーに読み書きを教えているシーン。

いかにもアンらしくて、ほのぼのとした気持ちになりました。

ところで、サイトには、マシュウとマリラが、“姉弟”となっていましたが、
このドラマでは“姉弟”の設定なのかしら…?

でもS1で、台詞が「マシュウ」の時、「兄さん!」の字幕があった記憶が…
(吹替え版は分かりません)

確かに(俳優の実年齢は別として)マリラの方が年上に感じます。

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「名探偵ポワロ」

「名探偵ポワロ」ついに終わってしまいました。
でも、最終話は、まだしっかりとは観てなくて…。

ポワロ…でも、いくつかは保存してあります。

まず「ゴルフ場殺人事件」
犯行動機や殺害方法は、酷いものでしたが、
ロマンチックなラストシーンが観たいが為に削除せず。

「杉の柩」は、一番好きな作品です。
女性の心理描写が巧みで、つい引き込まれてしまいました。

聡明で常に冷静なエリノアと婚約者ロディは、
美しく成長した共通の幼馴染みメアリと再会します。

一目でメアリに心を奪われてしまったロディは、
エリノアには上の空、
深く傷ついたエリノアは婚約指輪を返します。

ロディの一方的な心変わりにもかかわらず、
エリノアは、何の罪も無いメアリに嫉妬と憎しみを募らせ、
挙句、殺意を抱くように…でもそんな自分を許せない。

“憎む相手はメアリではなく、ロディでしょ?”と思うのですが、
こんな時、理屈は通用しないのかもしれません。

「杉の柩」には ダウントンアビーのヒューズさんが
出演してました。


「第三の女」も好きな作品です。

ノーマ(サードガール)の言動に目が離せないのです。
心配でたまらない気分。

また、ポワロ、オリヴァ夫人、ノーマの3人以外、
怪しい人ばかりで予想がつかずで、真相は意外でした。
(セカンドガールの吹き替えは岡村明美さん。)

「杉の柩」のエリノアにしても「第三の女」のノーマにしても、
真面目な女性が(男性でも)ポワロによって救われ、
最後に幸せを掴むお話が好きなのです。

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「名探偵ポワロ」

昨年4月からスタートした「名探偵ポワロ」(全70話)も、
次回が最終回となってしまいました。

ポワロは何度も観ているのに、
タイトルだけでは内容が思い出せないものも多いのです。

というのも、元々ミステリーは好きではないのですが、
放送の度に観てしまうのは、内容は二の次で、
あくまで“映像”そのものがお目当てだからです。

美しい風景は勿論、アールデコのインテリアや衣装、
ポアロとヘイスティングスやミス・レモンとの遣り取りとか…

だから肝心の謎解きにしても、上の空なんです。

そのせいか(年のせいもありますが)
犯人すら覚えていないことも多く、情けないです。

今回の「ヘラクレスの難業」にしてもご多分に漏れず、
アルプスの絶景だけは記憶にありましたが、
犯人はすっかり忘れてしまっていました。

それにしても、ポワロはロサコフ伯爵夫人のどこに
惹かれたのかしら?

“利用されてるだけ”なことぐらい分かっていたでしょうに…
“恋は盲目、理屈じゃ無い”ということなのでしょうか?

最終回「カーテン~ポワロ最後の事件~」は、
辛くて観たいような観たくないようなお話でしたね。

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